
注文率3.6倍の実績も。ecbeingが生成AI検索サービス「デジサルAIサーチ」を発表
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ECサイト構築プラットフォーム大手の株式会社ecbeingが、生成AIを活用した新たなサイト内検索サービス「デジサルAIサーチ」の提供を開始しました。このサービスは、従来のキーワード検索の課題を解決し、対話形式で顧客一人ひとりのニーズに合った商品やコンテンツを提案することで、より質の高い購買体験の実現を目指します。
ポイント
- 1生成AIとの対話で「曖昧な要望」にも応える新しい検索体験
- 2導入企業では注文率が平均約3.6倍に向上した実績
- 3最短1週間で導入可能、面倒な類義語登録も不要な手軽さ
ECサイトの「探しにくい」をAIが解決
株式会社ecbeingは、生成AIを活用した新サービス「デジサルAIサーチ」の提供を開始したことを発表しました。同社によると、導入企業10社を対象にした調査では、AIとの対話を経て商品を購入したユーザーの注文率は平均で約3.6倍に向上したとのことです。
これまで多くのECサイトでは、検索窓が商品のキーワード検索にしか対応しておらず、「コーディネートを探したい」「プレゼントを探しているが、漠然としたイメージしかない」といった曖昧なニーズに応えることが困難でした。また、サイト運営者にとっても、高機能な検索エンジンの導入コストや、類義語登録といった運用面の負担が大きな課題となっていました。
対話形式で潜在ニーズを引き出す
「デジサルAIサーチ」は、サイト内に設置された専用ボタンからAI検索ページに遷移し、ユーザーが対話形式で欲しいものを探せるのが特徴です。「30代男性向けのプレゼントで、おしゃれな感じのもの」といった文章での検索に対し、AIがニーズを深掘りしながら最適な商品を提案します。
さらに、商品だけでなく、関連するコーディネート集や特集記事といったコンテンツも横断的に検索し、あわせて提案することが可能です。これにより、ユーザーの購買意欲を高めると同時に、サイト側が制作したコンテンツを最大限に活用できるようになります。送料や納期といった購入前の疑問にもAIが即座に回答し、スムーズな購買を後押しします。
最短1週間で導入、運用負荷も軽減
このサービスは、導入の手軽さも強みとしています。サイトへのボタン設置とタグの埋め込みだけで済み、最短1週間程度での導入が可能。AIが単語の揺らぎや表記の違いを自動で吸収するため、従来は手間のかかっていた類義語の登録作業も必要ありません。検索エンジンと比較して安価に提供されるため、これまでコスト面で導入をためらっていた企業にも門戸を開きます。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
ECサイトの検索は、もはや単なる「絞り込み機能」ではなく、「接客」に近い役割が求められていますね。AIがユーザーの曖昧な言葉から意図を汲み取り提案する体験は、顧客満足度と売上の両方に直結しそうです。

















