
セールスフォース、人とAIが協働する新基盤「Agentforce 360」を日本で提供開始
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セールスフォース・ジャパンは、人とAIエージェントが単一のシステム上で連携し業務を進めるための新基盤「Agentforce 360」の日本市場での提供を開始すると発表しました。同社が提唱する、人とAIエージェントが協働して人の可能性を広げる新しい働き方「エージェンティック エンタープライズ」への変革を、日本企業に対しても支援していく考えです。
ポイント
- 1人とAIエージェントの協働を実現する統合基盤「Agentforce 360」が日本上陸
- 2既存のSales CloudなどがAIエージェントを搭載し「Agentforce Sales」のように進化
- 3Slackを会話型インターフェースの中心に据え、あらゆる業務でのAI活用を促進
セールスフォース・ジャパンは、人とAIエージェントが協働する「エージェンティック エンタープライズ」という新たな働き方を実現するための基盤として、「Agentforce 360」の国内提供を発表しました。これは、アプリケーション、データ、AIエージェントなどを単一のプラットフォームに統合し、信頼できるデータに基づいた意思決定や、顧客との連続的な対話体験を可能にするものです。
「Agentforce 360」は、大きく4つの要素で構成されています。AIエージェントを構築・運用する基盤となる「Agentforce 360 Platform」、AIに文脈を与えるデータレイヤー「Data 360」、そして営業やサービス、マーケティングといった各業務をAIエージェントが支援する「Customer 360アプリ」、人とAIが協働するための会話型インターフェースとなる「Slack」です。
今回の発表により、これまで提供されてきたSales CloudやService Cloudといった各製品は、「Agentforce Sales」「Agentforce Service」のようにAIエージェントを搭載したアプリケーションへと進化します。例えば、営業活動では見込み客の発掘や見積書作成を自動化し、サービス業務ではプロアクティブな顧客サポートを実現するなど、具体的な業務プロセスにAIが深く組み込まれることになります。
また、Slackは人とAIエージェントが連携する中心的な場として位置づけられています。文書作成の支援や会議メモの要約といった機能に加え、各チャンネルに専門的なAIエージェントを常駐させることも可能になります。LINEヤフーや三菱UFJ銀行、東京海上日動といった国内大手企業での採用も進んでおり、業界や規模を問わずAIエージェントとデータの活用が広がりを見せています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
Salesforceが提唱する「AIエージェントとの協働」は、単なる業務効率化に留まらない働き方の変革を予感させますね。各社のCRMデータがどう活用され、どんな新しい顧客体験が生まれるのか、今後の展開が楽しみです。

















