
ZETA、EC向けAIチャット「ZETA TALK」提供開始。検索エンジンとの連携で購買体験を高度化
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CX向上ソリューションを提供するZETA株式会社は、ECサイトにAIチャットを実装する新製品「ZETA TALK」の提供を開始しました。同社の主力製品であるEC商品検索エンジン「ZETA SEARCH」と連携させることで、ユーザーの意図をより深く理解した高度な検索体験の実現を目指します。
ポイント
- 1既存の検索拡張オプションを、独立したAIチャット製品「ZETA TALK」として提供開始
- 2主力製品「ZETA SEARCH」とのRAG連携で、文脈を理解する高度な検索体験を実現
- 3他社AIチャットとの連携も推進し、主力製品である検索エンジンの販売拡大を狙う
検索エンジンとの連携で「会話型検索」を強化
ZETA株式会社が、ECサイト向けAIチャット「ZETA TALK」の提供を開始したことを発表しました。この製品は、これまで同社のEC商品検索エンジン「ZETA SEARCH」の拡張オプションとして提供されてきた機能を独立させ、機能強化したものです。最大の特長は、「ZETA SEARCH」との高度なRAG(検索拡張生成)連携にあります。これにより、ユーザーが会話形式で入力した曖昧な要望や背景までを汲み取り、最適な商品を提案する「コンテキスト検索」が可能になります。
AIチャット普及の波に乗り、独立製品化へ
近年、生成AI技術の進化に伴い、ECサイトでのAIチャット活用が急速に広まっています。こうした市場の変化を受け、ZETAは従来のオプション機能を「ZETA TALK」という独立製品として開発。検索エンジンと組み合わせることで、開発期間を短縮しながら高度な対話体験をECサイトに実装できるとしています。今後は、レビュー・Q&Aエンジンである「ZETA VOICE」など、他のソリューションとの連携も予定されています。
主力製品の拡大を見据えたオープンな戦略
同社によると、今回の製品提供はAIチャット市場でのシェア獲得そのものが主目的ではないとのことです。むしろ、自社製品を持つことでRAG連携に関する技術的ノウハウを蓄積しつつ、他社のAIチャット製品とも「ZETA SEARCH」を連携させる取り組みを積極的に進める方針です。これにより、ECサイトにおけるRAG実装の需要拡大を捉え、主力製品である「ZETA SEARCH」のさらなる販売拡大を目指すとしています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
ECサイトのAIチャットは、単なる質問対応から、文脈を読んで商品を提案する「接客のプロ」へと進化しそうです。自社製品にこだわらず、他社とも連携して主力製品を伸ばすZETAの戦略は、市場の動きを的確に捉えていますね。

















