
建設現場の安全をAIが支援、災害事例を対話で検索できる「KY Talk®」サービス開始
公開日:
株式会社UNAIITは、建設現場の安全活動(KY活動)を支援するAIチャットボット「KY Talk®(キートーク)」のサービス提供を開始し、商標登録を完了したと発表しました。作業名や現場写真から過去の災害事例を検索し、チャットで深掘りできるのが特徴です。建設業界では、過去の教訓を現場で活かしづらい課題があり、直感的に検索できるこのサービスが注目を集めています。
ポイント
- 1作業名や現場写真を入力するだけで、関連する過去の災害事例をAIが提示
- 2チャット形式で対話しながら、災害の背景や教訓を深く理解できる
- 3先行導入した現場からは「若手社員が自ら確認するようになった」との声
写真や作業名から災害事例を検索
「KY Talk®」は、ユーザーが「足場の解体」などの作業名や、実際の現場写真を入力することで、関連する過去の災害事例をAIが検索・提示するサービスです。参照するデータは、厚生労働省が公開する労働災害事例集や、企業自身が蓄積した過去の災害データとなります。提示される情報には事故概要だけでなく、注意点や情報の出典も整理されて表示されるため、安全活動や教育に活用しやすい設計です。
チャットで対話しながら理解を深める
このサービスの特徴は、単なる検索ツールではなく、AIチャットボットとして機能することにあります。例えば、最初に提示された事例について「他の事例も出して」や「特に注意すべき点は?」などとさらに質問を投げかけることで、対話形式で知識を深めていくことができます。これにより、マニュアルを読むだけでは得られない、具体的な災害のイメージや背景を理解する助けとなります。
先行導入現場では若手社員の自発的な利用も
同サービスは、東急建設株式会社や東洋建設株式会社など、既存の安全アプリ「K-SAFE®」の顧客を中心に2024年から先行導入が進められています(当時の名称は「災害事例GPT」)。導入現場からは、「作業前に具体的な災害イメージを共有しやすくなった」という声に加え、「若手社員が自ら災害事例を確認するようになった」という、安全教育における効果も報告されています。開発元のUNAIITは、ユーザーの声を反映させながらサービスを改善中です。
同社代表取締役社長の田島哲氏は、「KY Talk®」を通じて「同じ災害を二度起こさない現場づくり」に貢献していく方針を示しています。今後は、災害データの拡充や、社内事例の活用支援、現場教育への適用範囲拡大などを進めていく予定です。
Q&A
Q. KY Talk®とは何ですか?
A. 建設現場の作業名や写真を入力すると、過去の災害事例をAIが検索し、チャット形式で詳しく教えてくれるサービスです。
Q. 普通のデータベース検索とどう違うのですか?
A. 単に事例をリスト表示するだけでなく、ユーザーの追加質問に応じて対話しながら情報を深掘りできる点が大きな違いです。
Q. 誰が使うことを想定していますか?
A. 現場監督や作業員、安全管理者など、建設現場に携わる多様な人が、安全活動や教育の場面で利用することを想定しています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
作業名や写真から具体的な災害事例を引き出せるのが実用的です。特に経験の浅い若手社員が自発的に学ぶきっかけになる点は、現場の安全文化を底上げしそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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