
ContractSが法務AIコンサルティングを提供開始、CLM未導入企業も支援
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ContractS株式会社は、法務業務へのAI実装を現状診断から定着まで一貫して伴走支援する「法務AIコンサルティング」の提供を開始しました。AIの選定・導入から社内システム連携、AIスキル開発、AIエージェント社員化までを担当します。同社のCLM「ContractS CLM」を導入していない企業でも利用できます。法務部門が生成AIを実務で使えるようにするには、技術導入だけでなく業務フローの再設計が必要です。同社はこの課題を4つの支援領域に整理し、法務DXの先にある「法務AX」の実現を目指します。
ポイント
- 1ContractSが法務AIコンサルティングを提供開始、CLM未導入企業も支援対象
- 2AI選定から社内連携、AIスキル開発、エージェント社員化まで一貫支援
- 3NDA審査など定型業務から着手し、効果と実現性の2軸で業務を選定
サービス提供の背景
ContractSは2026年4月にAIエージェント基盤を発表し、同年8月にはChatGPT・Gemini・CopilotへのMCPサーバー連携を拡大しました。AIを効率化ツールではなく、法務組織で働くもう一名の「AIエージェント社員」と位置づける構想のもと、技術的な土台の提供を進めています。一方、法務部門が生成AIを実務レベルで活用するには、AIの導入だけでは不十分です。実務に耐えるAIスキルの開発、社内システムとの連携、業務フローそのものの再設計など、越えるべき障害が複数重なります。その結果、AI活用が思うように進まないというボトルネックが多くの法務組織で生じています。
4つの支援領域
ContractSはこのボトルネックを4つの領域に整理し、それぞれに対する支援を提供します。1つ目はAIの選定・導入です。どのAIを、どの権限で、どの情報まで使ってよいか決まらないという課題に対し、利用環境・アカウント体系・権限設計の策定から初期セットアップまでを支援します。2つ目は社内システムとの連携・全体構成の設計です。契約データや案件データをAIから参照できない、既存規程やISMSとの整合が取れず情報システム部門の承認が下りないといった課題に対し、接続範囲と権限を絞った安全な連携方式を設計し、社内調整に必要な資料づくりまで担当します。3つ目はAIスキル開発・MCP連携です。汎用AIは自社の審査基準を知らないため、出力が実務にそのまま使えないという課題に対し、暗黙知になっている審査観点をAIが参照できる粒度まで明文化し、それを組み込んだ自社専用のAIスキルを共同開発します。4つ目はAIエージェント社員化です。AIに作業を手伝わせる「支援」の域を出ず、案件の受付・情報収集・結果の登録といった前後の工程が人に残るという課題に対し、工程を分解してAIに任せる範囲を定義し、運用に組み込まれるまで伴走します。いずれの領域でも、どの工程をAIに任せ、どこで人が確認・承認するかを設計することを基本原則としています。
具体的な進め方とNDA審査の例
支援メニューは8つ用意されており、お客様がどのフェーズにいても提供可能です。現在地と目指す状態をヒアリングしたうえで必要な支援を組み合わせて提案し、法務AXの実現までを伴走します。進め方は、抽象的な支援ではなく具体的な1業務から着手します。件数が多く定型度の高いNDA審査を例にとると、支援を通じてAIが一次審査を担い、人が最終確認する状態をつくります。同じ型を契約審査・契約管理・法務相談・案件管理などの他業務へ順次広げていきます。最初から全業務を対象とはせず、効果と実現性の2軸で1〜2業務に絞って実装し、回った型を横に広げる進め方をとります。
目指す法務AXと事業への影響
これまでの法務DXは、紙とメールで行われていた業務をシステム上に移し、進捗と記録を可視化することを中心に進んできました。そこで実現されたのは「人が行う業務を、システム上で効率的に行える状態」です。本サービスが目指すのは、その先にある法務AX(AIトランスフォーメーション)です。現在のオペレーションをAIワークフローとAIエージェント社員に置き換えることで、業務の担い手そのものを変えていきます。インパクトは2つの方向に及びます。1つ目は法務業務そのもののAIワークフロー化・AIエージェント化です。契約審査・契約管理・法務相談・案件管理といった業務を工程に分解し、人が定めた判断基準と承認ルールのもとでAIが遂行する範囲を広げていきます。法務は判断が必要な案件と、判断基準そのものの設計に時間を使えるようになります。2つ目は事業部門での法務AIの利用です。自社の審査基準を組み込んだAIを事業部門側の業務動線に展開することで、これまで法務への依頼を待たなければ進まなかった業務の一部が事業部門の手元で進むようになります。たとえば、営業がCRMに必要項目を入力すれば申込書と契約書が生成され、審査依頼と締結依頼が自動で起票されます。あるいは、事業部門がいつも使っているメールやチャットに依頼を送るだけで、AIが案件として正規化し、一次審査まで進めます。依頼者から見れば動線は変わらないまま、待ち時間が短くなります。契約業務のボトルネックが解消され、事業のスピードが上がるというのが、法務AXによって生まれる事業サイドへのインパクトです。
提供概要と今後の展開
本サービスは、ContractSの製品導入を前提としないサービスです。ContractS CLMを契約していない企業でも、現在使用している生成AI環境と基幹システムをそのまま活かす形で支援を受けられます。まずはオンラインで30分程度のヒアリングから始められ、事前資料の用意は不要です。現在の業務と体制を話すことで、法務のAI活用段階の整理と、着手候補業務の提案が返されます。ContractSは、AIエージェント基盤とMCPサーバーの機能拡張を継続するとともに、本コンサルティングを通じて得られた実装の型をAIスキルとして整備し、より多くの法務組織が短期間で法務AXに到達できる状態を目指します。
Q&A
Q. 法務AIコンサルティングとは何ですか?
A. 法務業務にAIを導入する際の、現状診断から実装・定着までをContractSが一貫して伴走支援するサービスです。
Q. ContractS CLMを導入していなくても利用できますか?
A. 利用できます。現在お使いの生成AI環境と基幹システムをそのまま活かす形で支援を受けられます。
Q. どのような業務からAI導入を始めるのがよいですか?
A. 件数が多く定型度の高いNDA審査など、効果と実現性の2軸で1〜2業務に絞って実装し、型を横に広げる進め方を推奨しています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
NDA審査をAIが一次審査し人が最終確認する型から始める進め方、法務担当が判断業務に集中できるようになりそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
