
アトラシアン、JiraのAI開発機能をベータ・早期アクセスで提供
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アトラシアン株式会社とAtlassian Pty Ltdは、JiraとAtlassian DXでAIを使ったソフトウェア開発を支援する新機能を発表しました。複数リポジトリのコード構造を把握するCode Contextは、有償プラン向けにオープンベータとして順次展開しています。Jiraの作業項目からコード生成・テスト・人による承認へ進むAgent loopsなどは、プライベート早期アクセスで提供します。アクセス範囲の統制や利用状況・費用対効果の測定機能は、今後の提供予定です。
ポイント
- 1複数リポジトリのコード構造を把握するCode Contextをベータで順次提供
- 2Jiraの作業項目からコード生成・テストへ進む機能を早期アクセスで提供
- 3人がマージを承認する設計で、利用状況や費用対効果の測定機能は今後提供予定
背景:AI導入における実験と全社展開の断絶
アトラシアンの調査によると、エンジニアリングリーダーの94%が開発業務でAIを活用しています。しかし、SDLC全体にわたってAIを拡張するための仕組みを備えている組織はわずか6%です。多くの組織では、AIの利用が開発者個人による単発的なプロンプト入力にとどまっています。組織全体の開発プロセスにAIを組み込むには、組織コンテキストの欠如、プロンプト依存と実行ガバナンスの不足、ROIとインパクト測定の困難さという3つの課題があります。
エージェントを組織の共有コンテキストに根づかせる
Code Contextは、Atlassian Teamwork Graphを基盤に、複数リポジトリにまたがるコード構造を把握する機能です。開発予定の作業が実装できるかの検討や、既存の設計に沿った実装計画、バグの原因調査を支援します。有償プラン利用者向けにオープンベータとして順次展開中です。
今後提供予定のAgent Context Controlsでは、エージェントが参照できる範囲をJiraプロジェクトやConfluenceスペース単位で管理する計画です。提供開始済みのCode Contextとは利用できる時期が異なります。
Jiraを核としたエージェントの自律的な常時実行と統制
Agent loops in Jiraは、プライベート早期アクセスで提供を開始しました。エージェントがJiraの未割り当ての作業項目を調べ、Jira Coding Agentが非同期でコード生成とテストを進めます。開発者が実行ルールを定め、エージェントが用意したプルリクエストをレビューして承認する流れです。
同じく早期アクセスのStandardsとAI Reviewは、リポジトリにひも付くコーディング標準やセキュリティ基準を使い、プルリクエストの検証を支援します。コードをマージする最終判断は人間が行います。
AIのインパクトとROIを可視化する
Jira Agent Usage Dashboardは、チーム内で利用しているエージェントや作業項目、その開発への寄与を確認するための機能として発表されました。Jiraの有償プラン利用者向けに今後数か月以内の一般提供を予定しており、現時点で利用できる機能とは区別が必要です。
DX for Agentic Developmentも今後の提供予定です。処理量、品質、導入率、AI利用コストをまとめて測定し、AI導入の費用対効果を検討するためのデータを集める設計です。発表時点で効果が実証された、または全利用者が測定できるという意味ではありません。
提供状況
発表時点の提供段階と対象ユーザーは次のとおりです。
| 機能 | 提供段階・時期 | 対象 |
|---|---|---|
| Code Context | オープンベータを順次展開中 | 有償プラン利用者 |
| Agent loops / Standards / AI Review | プライベート早期アクセスで提供開始 | 早期アクセスプログラム参加者 |
| Agent Context Controls / Jira Agent Usage Dashboard | 今後数か月以内に一般提供予定 | Jiraの有償プラン利用者 |
| DX for Agentic Development | 発表時点で「今四半期中」に一般提供予定 | Atlassian DXユーザー |
導入を検討する開発部門は、機能ごとの提供段階に加えて、利用要件とライセンス、早期アクセスへの参加条件を公式案内で確認する必要があります。
Q&A
Q. Code Contextとは何ですか?
A. 複数リポジトリのコード構造を把握し、実装計画やバグ調査を支援する機能です。有償プラン向けにオープンベータを順次展開しています。
Q. エージェントが書いたコードはそのまま採用されますか?
A. いいえ。開発者がレビューし、マージを最終判断する設計です。Agent loopsなどはプライベート早期アクセスでの提供です。
Q. 費用対効果を測定する機能は提供済みですか?
A. DX for Agentic Developmentは今後の提供予定です。品質や処理量、AI利用コストをまとめて測定する機能として発表されています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
マージの判断を開発者に残す設計なら、既存のレビュー手順と照らし合わせながら、エージェントに任せる範囲を検討しやすそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
