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NetBot、部署ごとに権限を完全分離する新機能を提供開始
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NetBot、部署ごとに権限を完全分離する新機能を提供開始

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株式会社イーコースは、同社が展開するAIエージェントソリューション「NetBot」において、部署ごとにナレッジベースと管理権限を分離できる新機能「マルチ部署・ナレッジ機能」の提供を開始しました。全社共通のチャット窓口を維持しつつ、部門ごとの情報管理を徹底することで、エンタープライズ企業に求められる高度なセキュリティと運用効率の両立を目指します。

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ポイント

  • 1
    部署ごとに学習データと管理権限をシステムレベルで完全に分離
  • 2
    各部署が直接ナレッジを更新でき、情報システム部門の負担を大幅に削減
  • 3
    利用者は一つの窓口から質問するだけで、適切な専門AIに自動で接続

AIエージェントソリューション「NetBot」を提供する株式会社イーコースが、本日より新機能「マルチ部署・ナレッジ機能」の提供を始めました。この機能は、社内問い合わせ対応などで利用が広がるAIチャットボットの課題解決を目的としています。

これまで、全社の情報を一つのAIに学習させると、役員報酬規定など本来は閲覧権限のない情報に一般社員がアクセスできてしまう情報漏洩のリスクが指摘されていました。一方で、部署ごとに異なるチャットボットを導入すると、利用者が「どこに聞けばいいか分からない」と混乱する原因にもなっていました。

今回発表された新機能では、部署ごとに学習させる情報(ナレッジベース)をシステム的に完全に分離。これにより、例えば営業担当のAIが人事部の機密情報を参照して回答するといった事態を物理的に防ぎます。これは、AIに「この情報は答えないで」と指示する従来の手法よりも強固なセキュリティを実現するものです。

また、管理権限も部署単位で発行できるため、「人事関連の情報は人事担当者だけが更新する」といった運用が可能になります。各部署が主体となって情報を最新の状態に保てるため、情報システム部門に作業が集中するのを防ぎ、現場主導でのスピーディーな運用改善を後押しします。利用者側は、社内ポータルに設置された一つのチャット窓口で「経理について」といったメニューを選ぶだけで、適切な専門AIに自動で接続されるため、迷うことなく利用できます。

イーコースは今後、シングルサインオン連携の強化や部署ごとの利用分析機能の拡充などを予定しており、「社内のあらゆる情報を、権限を守りながら活用する」ための社内DXハブとして進化を続けていく方針です。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

社内AI導入は「誰が・どこまで管理するか」が次の課題です。この機能は、情シスの統制と現場の自律性を両立させる面白い試みですね。現場主導でPDCAを回せる仕組みは、全社的なDX推進の鍵になりそうです。

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