
ペンティオ、AIエージェント制御基盤「Obot」の国内提供を開始
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ペンティオ株式会社は、AIエージェントのコントロール基盤とMCPゲートウェイを兼ね備えた「Obot」の国内提供を2026年11月5日に開始しました。AIエージェントが業務ツールへ直接アクセスする利用が広がる一方で、権限の過大付与や利用状況の不透明さが課題となっています。Obotは認証情報をAIエージェントに渡さず、ツールへのアクセスをポリシーで制御することで、情報漏えいや不正操作を防ぎます。ペンティオは「人・デバイス・AIエージェント」のアイデンティティを一貫して管理するソリューションとして位置づけています。
ポイント
- 1ペンティオが米Obot AIと提携し、AIエージェント制御基盤「Obot」を国内提供
- 2認証情報をAIエージェントに渡さず、MCPサーバーへのアクセスをポリシーで統制
- 3シャドーMCP検出や監査ログ、LLMコスト管理まで企業のAIガバナンスを包括支援
AIエージェント利用拡大で高まるセキュリティリスク
近年、生成AIの業務活用は対話型のチャットから、社内のSaaSやデータに直接アクセスして作業を代行するAIエージェントへと広がっています。MCP(Model Context Protocol)の普及により、Claude CodeやCursor、ChatGPTなどのAIクライアントから、SlackやGitHub、Salesforceといった業務システムへ容易に接続できるようになりました。一方で、MCPサーバーが部門や個人ごとに増え続け、認証情報が分散する問題が顕在化しています。具体的には、エージェントに過大な権限が付与されたまま放置される「OAuthのスプロール」、実行内容を追跡できない「可視性の欠如」、IT部門が把握しないまま社員が個人の認証情報でMCPを稼働させる「シャドーMCP」という3つのリスクがあります。
Obotの主な機能と特長
Obotは、社員が利用するMCPサーバーやSkillsを把握し、管理者が承認したツールだけを、あらかじめ定めた権限の範囲で利用させるAIエージェントのコントロール基盤です。AIクライアントとMCPサーバー・LLM・業務ツールとの間に立つゲートウェイが認証情報を保持し、AIエージェントには渡しません。そのうえですべての呼び出しをポリシーに基づいて判定・記録し、情報漏えいや不正操作を防ぎます。主な機能は以下のとおりです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| Obot MCP Gateway | OAuthトークンのスコープ制御・ローテーションを一元管理。どのユーザー・グループ・エージェントがどのツールを読み取り/書き込みできるかをポリシーで定義し、即時の停止・取り消しも可能 |
| MCP & Skillsカタログ | 管理者が承認したMCPサーバーやSkillsだけを社内カタログとして公開。Slack、GitHub、Notion、Salesforceなど200以上の検証済みMCPサーバーに加え、独自開発のMCPサーバーも登録可能 |
| 監査ログとガードレール | すべてのツール呼び出しについてユーザー・エージェント・サーバー・引数・結果を1つの監査証跡に記録し、エクスポート可能。個人情報などの機微データをブロック/マスキング |
| Obot Sentry | 社員の端末上のAIクライアント設定をスキャンし、未承認のエージェント・MCPサーバー・Skillsを棚卸し・無効化。Microsoft IntuneなどのMDMによる一括配布に対応 |
| Obot LLM Gateway | LLMプロバイダのAPIキーを集中管理し、ユーザー・グループ単位のモデル利用ポリシーとトークン消費の可視化でコストを管理 |
提供形態と企業の要件への対応
Obotは、クラウド型の「Obot Cloud」と、お客様のKubernetesやDocker環境に展開するセルフホスト型の「Obot Enterprise」の2つの形態から選択できます。データを自社環境内に留めたい企業の要件にも対応します。Microsoft Entra ID、Okta、OneLogin、GoogleなどのIDプロバイダと連携し、SAMLやOIDC認証を適用できます。特定のAIクライアントやモデルに縛られず、OpenAI、Anthropic、Amazon Bedrock、Azure OpenAI、Google Vertex AIなどを既存環境のまま統制できます。
料金(税別)は、Obot Cloud・Obot Enterpriseともにユーザー・月単位で、金額は問い合わせとなります。Obot Enterpriseは別途、管理サーバーの月額費用(有償)がかかります。いずれも12ヶ月一括での申し込みです。初期導入支援や標準サポートについても、ペンティオのセールスチームが相談を受け付けています。
ペンティオのアイデンティティ統制ソリューション
ペンティオは、Human IdentityのOneLogin、Device IdentityのSecureW2に、AIエージェントのアイデンティティ統制を担うObotを加えることで、「人・デバイス・AIエージェント」のアイデンティティを一貫して統制するソリューションを提供します。導入にあたっては、ヒアリングやデモ、無料トライアル、既存IdPとの連携確認を含むPoCから本番展開まで、ペンティオが日本語で伴走支援します。
Q&A
Q. Obotとは何ですか?
A. AIエージェントが業務ツールへアクセスする際に、認証情報をエージェントに渡さず、管理者が承認した範囲内でのみ操作を許可する制御基盤です。
Q. Obotはどのようなリスクを防げますか?
A. エージェントへの過大な権限付与、実行内容の不透明さ、IT部門が把握しないシャドーMCPによる情報漏えいや不正操作を防ぎます。
Q. Obotはどのように導入できますか?
A. クラウド型のObot Cloudと、自社のKubernetesやDocker環境に展開するセルフホスト型のObot Enterpriseから選択できます。
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O!Productニュース編集部からのコメント
AIエージェントに認証情報を渡さずゲートウェイで制御する設計は、情シスが社内展開を稟議に通すときの説明材料になりそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
