
アドビ、AIエージェントで顧客体験を自動化する「CX Enterprise Coworker」発表
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アドビ株式会社は、AIエージェントが顧客体験のワークフローを自律的に実行する新基盤「CX Enterprise Coworker」を発表しました。同社のデジタルエクスペリエンスカンファレンス「Adobe Summit」で明らかにしたものです。顧客データやコンテンツが複数のシステムに分散している中、マーケティングやクリエイティブチームの業務効率化を目指します。
ポイント
- 1AIエージェントが目標に沿って、パーソナライズされた顧客体験の提供を自動化
- 2アドビの既存プラットフォームだけでなく、他社のAIプラットフォームとも連携可能
- 3インテリジェンスを強化する新製品群も同時発表
ワークフローの自動化で業務効率を向上
「CX Enterprise Coworker」は、アドビの基幹プラットフォーム「Adobe Experience Platform(AEP)」と連携します。AIエージェントが、事前に定義された目標に基づいて、顧客への次の最適なアクションを判断し、実行します。これにより、単発のキャンペーン実行から、継続的でインテリジェントな顧客対応への移行を支援します。
同社のエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、アンジュル・バンブリ氏は、「インサイトとアクションのギャップを埋め、企業が大規模な1対1のパーソナライズ体験を提供できるようにします」と述べています。
オープンアーキテクチャで柔軟な連携を実現
この新基盤は、Model Context Protocol(MCP)などのオープンスタンダードを採用しています。そのため、アドビの自社アプリケーションだけでなく、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud、Microsoft、OpenAIなど、他社の主要なAIプラットフォームとも連携が可能です。NVIDIAとの提携も発表し、セキュリティやガバナンスが求められる産業向けのソリューション強化も図ります。
インテリジェンス層を拡張する新製品群
「CX Enterprise Coworker」の機能を支えるため、複数の新製品も発表されました。「Adobe Engagement Intelligence」は意思決定エンジン、「Adobe Journey Optimizer Loyalty」はロイヤリティプログラムのゲーミフィケーション体験を提供します。また、「Adobe CX Analytics」はチャットを含む新興チャネルのデータも統合分析します。これらの製品が連携し、より高度な顧客分析と対応を可能にします。
Q&A
Q. CX Enterprise Coworkerとは何ですか?
A. アドビが提供する、AIエージェントが顧客対応の一連の流れ(ワークフロー)を自動で実行・管理するための基盤です。
Q. 既存のシステムとどう連携しますか?
A. アドビの「Experience Platform」を中心に、CRMなど社内の他システムや、AWSやGoogle Cloudなどの外部AIプラットフォームともデータを連携できます。
Q. 主にどのような企業が対象ですか?
A. 大規模な顧客データを複数のシステムで管理し、パーソナライズされた体験を効率的に提供したいグローバル企業などが想定されています。
関連リンク
- プレスリリース
- Adobe Summit
- Adobe CX Enterprise Coworker
- Adobe Experience Platform(AEP)
- Real-Time CDP
- Customer Journey Analytics
- Journey Optimizer
- NVIDIAと提携
- Brand Concierge
- Marketo Engage
- Target
- Adobe Engagement Intelligence
- Adobe Journey Optimizer Loyalty
- Adobe CX Analytics
- https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html

O!Productニュース編集部からのコメント
AIエージェントがキャンペーンの計画から実行、改善までを自律的に回す構想は、マーケティング担当者の作業負荷を大きく軽減しそうです。特に、他社AIとも連携できるオープンさが導入のハードルを下げるポイントですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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