
アドビ、AI検索での「ブランド可視性」を高める新ソリューションを発表
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アドビ株式会社は、AI検索におけるブランドの可視性と正確性を確保する新ソリューションを発表しました。AIを介した商品発見が一般的になる中、企業は自社サイトでの直接的な顧客対応と、AIサービスへの情報提供という二重の課題に直面しています。このソリューションは、両方のチャネルで一貫したブランド体験を提供することを目指します。
ポイント
- 1AI検索での自社情報の表示状況を可視化・検証できる
- 2人とAIエージェントの両方が活用できるコンテンツ管理基盤を提供
- 3AIプラットフォーム内で直接ブランド体験を提供する機能も登場
企業が直面する「AI検索」と「直接対応」の二重課題
アドビは、AIを活用したチャットや検索が消費者の購買行動に与える影響が拡大していると指摘します。同社のデータによると、米国小売サイトへのAI経由のトラフィックは前年同期比で269%増加しています。一方で、消費者は企業の公式サイトなどで、よりパーソナライズされた体験を求めるようになっています。企業は、自社の情報発信と、AIサービスが参照する情報の両方を、正確でブランドに即したものに管理する必要に迫られています。
アドビの戦略担当バイスプレジデント、ロニ・スターク氏は、「企業は過去にコンテンツを管理してきましたが、今ではAIが自社を理解するための『コンテキスト』も管理する必要がある」と述べ、新ソリューションの意義を説明しました。
4つのベクトルで「顧客体験のフライホイール」を回す
新ソリューションは、「認識」「創出」「リーチ」「学習」の4つの要素からなる「顧客体験のフライホイール」モデルに基づいています。
まず「認識」では、「Adobe LLM Optimizer」などの機能で、AIが自社の製品やコンテンツをどう解釈しているかを検証し、表示状況を可視化します。
「創出」では、コンテンツ管理システム「AEM Sites」が基盤となり、3種類のAIエージェントがチームを支援します。例えば「Brand Governance Agent」は、コンテンツがブランドポリシーに準拠しているかをチェックします。
「リーチ」では、ECプラットフォーム「Adobe Commerce」の機能でAI検索経由の商品露出を増やします。さらに「LLM Apps」という新機能により、企業が作った体験がChatGPTなどのAIプラットフォーム内で直接動作するようになります。
最後の「学習」では、AIプラットフォーム上での自社の推薦率や回答の正確性を測定し、その知見を次の体験改善に活かすサイクルを構築します。
Q&A
Q. このソリューションは誰に向けたものですか?
A. AI検索での自社情報の管理や、AIを介した顧客体験の構築に課題を感じているマーケティングやデジタル担当者に向けたものです。
Q. 「LLM Apps」とは何ですか?
A. 企業が作成したブランド体験(例えば製品紹介や問い合わせ対応)を、ChatGPTなどのAIチャットの画面内で直接ユーザーが利用できるようにする機能です。
Q. 従来のコンテンツ管理と何が違うのでしょうか?
A. 人間の顧客だけでなく、AIエージェントが情報を取得しやすい形でのコンテンツ提供や、AIプラットフォーム内での体験直接提供までを視野に入れた、より広範な管理が可能になります。
関連リンク
- プレスリリース
- Adobe Summit
- ブランドの可視性向上ソリューション
- アドビの最新データ
- Adobe Experience Manager(AEM)
- Adobe LLM Optimizer
- Adobe Commerce
- AEM Sites
- Adobe Brand Concierge
- https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html

O!Productニュース編集部からのコメント
AI検索での表示を「見える化」できるのは大きいですね。マーケティング担当が、自社情報がAIにどう理解されているかを把握する第一歩になりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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