
アドビ、AIがブランドを理解する「Adobe Brand Intelligence」を発表
公開日:
アドビは、コンテンツ制作プラットフォーム「Adobe GenStudio」の大幅アップデートを発表しました。新機能「Adobe Brand Intelligence」は、AIが過去のフィードバックや承認履歴からブランドの「ニュアンス」を学習し、ガイドラインに沿ったコンテンツ制作を支援します。マーケティング担当者は、増え続けるチャネルごとに一貫性のあるブランド体験を効率的に作り出せるようになります。
ポイント
- 1AIがブランドの「空気」を読み、ガイドラインに忠実なコンテンツを自動提案
- 2企画から制作、承認までのワークフローをAIエージェントが横断支援
- 3OpenAIやNVIDIAとの連携で、ChatGPT広告や3Dデジタルツイン制作も可能に
ブランドの「感覚」をAIが継続学習
今回のアップデートの核となる「Adobe Brand Intelligence」は、静的なブランドガイドラインだけでなく、過去のレビューでの却下理由や承認時の注釈といった定性的な情報からも学習します。これにより、AIがブランドの細かいニュアンスを理解し、制作タスクに反映できるようになります。例えば、特定の色の使い方やメッセージングのトーンについて、過去の判断基準を継承した提案が可能です。
アドビのバルン・パルマール氏は、「サイロ化したワークフローが非効率の原因だった」と指摘します。新機能により、計画からレポートまでの全ワークフローを「エージェント型コンテンツサプライチェーン」として一貫して管理できるようになります。
ワークフロー全体をAIエージェントが支援
具体的には、プロジェクト管理ツール「Adobe Workfront」内で、AIエージェントを「リソース」としてプロジェクトに追加できます。このエージェントは、タスクの割り当てや課題解決、レビューの実施を支援します。また、キャンペーンブリーフ作成用の専用インターフェイスも強化され、データに基づいた企画立案がしやすくなりました。
クリエイティブ制作では、「Firefly Creative Production」のワークフロー構築機能が追加されます。承認済みアセットを元に、バッチ処理で大量のコンテンツを自動生成する流れを作れます。
パートナー連携で広がる可能性
アドビは他社との連携も進めています。OpenAIとは提携し、「Adobe GenStudio for Performance Marketing」から直接ChatGPT内に広告を作成・配信できるようにします。NVIDIAとは、高精細な3Dデジタルツイン(製品の仮想複製)を効率的に作るワークフローを共同で推進します。
さらに、長文ドキュメントをキャンペーン用コンテンツに変換する「Adobe GenStudio for Content Marketing」モジュールも新設されました。
Q&A
Q. Adobe Brand Intelligenceとは何ですか?
A. 過去の承認履歴やフィードバックからブランドの細かいニュアンスをAIが学習し、ガイドラインに合ったコンテンツ制作を支援する機能です。
Q. AIエージェントは具体的に何をしてくれますか?
A. プロジェクト管理ツール内で、タスクの割り当てやレビューの促進を自動で行い、チームの作業効率を上げます。
Q. このアップデートは誰に向いていますか?
A. 多数のチャネルで一貫性のあるブランドコンテンツを大量に制作・管理する必要がある、大企業のマーケティングやクリエイティブチームです。
関連リンク
- プレスリリース
- Adobe Summit
- Adobe GenStudio for Performance Marketing
- Adobe Brand Intelligence
- Adobe Workfront
- Adobe Workflow Optimization Agent
- Adobe Firefly Creative Production for Enterprise
- Adobe GenStudioモジュール
- https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html

O!Productニュース編集部からのコメント
ブランドの「暗黙知」をAIが学習してくれるのは大きいですね。デザインリソースが限られる中で、外部の制作会社とも認識を合わせやすくなりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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