
富士通、中堅企業向けERP「GLOVIA One」を提供開始。AIエージェントで意思決定を支援
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富士通株式会社は、基幹業務ERPソリューション「GLOVIA One」の提供を2026年4月22日より順次開始します。主な対象は年間売上30億円から1000億円規模の日本企業です。従来の「GLOVIA」シリーズを統合し、AIによるデータ分析・可視化機能を標準搭載した点が特徴です。日本企業が直面する人材不足やデジタル化の課題に対応する、新しいERPの形と言えそうです。
ポイント
- 1経営判断を支援する「Chat BI」機能を搭載
- 2日本特有の業務プロセスや商習慣に合わせた設計で、無理な業務変更を強要しない
- 3API連携を重視した設計により、最適な外部サービスを組み合わせられる
日本企業の課題解決を目指すERP
富士通は、人材不足やデジタル格差といった日本の中堅企業が抱える課題に対応するため、新ERP「GLOVIA One」を提供します。会計、人事給与、販売、生産の4領域をカバーし、クラウド上のマルチテナント構成で提供されます。
最大の特徴は、AIエージェントを活用した意思決定支援です。各業務で発生するデータを一か所に集約し、AIが分析と可視化を行います。今後提供予定の「Chat BI」機能では、対話形式でデータの分析結果や業務の示唆を得られるようになります。
日本の商習慣に「フィット」する設計思想
「GLOVIA One」は、日本企業の現場で培われてきた業務の工夫や知見を、製品の標準機能と共存させる「FIT TO JAPAN」をコンセプトに掲げています。画一的な業務の押し付けではなく、各社の業務に最適な機能を提供し、無理な変更を強要しないことを目指します。
また、APIを活用した「コンポーザブルなアーキテクチャ」を採用しています。これにより、顧客は特定のベンダーに縛られず、最適な外部ソリューションを自由に組み合わせてシステムを構築できます。富士通は、業界知見を持つパートナーとの連携を通じて、ERPの機能を継続的に進化させる「共進化」エコシステムの形成を目指します。
マイクロソフトAzure上で展開、26年度中にChat BI提供
「GLOVIA One」は、富士通のビジネスモデル「Uvance」を支える共通プラットフォーム上で稼働し、Microsoft Azureを活用します。日本マイクロソフトの浅野智執行役員は、「高い安定性に加え、データやAIを活用した迅速な意思決定や運用管理の効率化に対応する点に特長がある」とコメントしています。
富士通は、2026年度中にAIエージェント「Chat BI」の提供を開始する予定です。将来的には、業務フローを理解したAIが外部サービスと連携し、判断から実行までをワンストップで支援する構想も示しています。
Q&A
Q. GLOVIA Oneとは何ですか?
A. 富士通が提供する、中堅規模の日本企業向けクラウドERPです。会計、人事、販売、生産の基幹業務を管理し、AIによるデータ分析機能を標準で備えています。
Q. 従来のGLOVIAシリーズとどう違う?
A. 既存の3つのラインナップを1つに統合し、クラウド型のマルチテナント構成となりました。AIによる意思決定支援機能の標準搭載が大きな違いです。
Q. どのくらいの規模の企業が対象?
A. 主に年間売上高が約30億円から1000億円規模の日本企業を想定しています。日本特有の商習慣や法制度への対応を重視した設計です。
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O!Productニュース編集部からのコメント
AIがデータを分析して示唆を返す「Chat BI」は、経営陣だけでなく現場の管理職にも使えそうですね。月次報告の数字を深掘りする時間が短縮できそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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