
KDDI、EricssonのAIプラットフォームでFYRAの基地局分析rAppを試験運用
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FYRA株式会社は23日、KDDI株式会社が同社の基地局データ分析ツール「FYRA Suite」のトライアルを実施したと発表しました。この試験運用は、通信機器大手のEricssonが提供する自動化プラットフォーム「EIAP」上で行われました。世界最大級のモビリティ展示会「MWC Barcelona 2026」のEricssonブースでも事例として紹介され、通信インフラの運用効率化に向けた動きが具体化しています。
ポイント
- 1KDDIがEricssonのAIプラットフォーム上で、FYRAの基地局分析ツールを試験運用
- 2試験の内容は、世界最大のモバイル展示会「MWC 2026」のEricssonブースで事例紹介された
- 3スタートアップのFYRAは、O-RAN技術を活用した通信インフラの「見える化」を推進
通信インフラの自動化に向けた実証試験
今回のトライアルでは、KDDIがEricssonの「Ericsson Intelligent Automation Platform (EIAP)」上で、FYRAのrApp「FYRA Suite」の動作検証を行いました。FYRA Suiteは、O-RAN(Open Radio Access Network)という開放型の無線アクセスネットワークのアーキテクチャに基づいて開発されたソフトウェアです。基地局から得られるデータの連携や、その可視化・分析を支援する機能を持っています。
この取り組みは、2026年2月にスペイン・バルセロナで開催された「MWC Barcelona 2026」のEricssonブース内でも紹介されました。ブースのモニターでは、EIAPの活用事例の一つとして「KDDI is performing a trial of a FYRA rApp」という説明文と共に掲示され、国際的な場で認知される結果となりました。
スタートアップFYRAの取り組みと今後の展望
FYRA株式会社は、AIと無線アクセスネットワーク(RAN)のアプリケーション開発を強みとするスタートアップです。2023年10月に設立され、O-RANやRICといった次世代通信インフラ分野での技術革新を推進しています。同社は、欧州の通信事業者との連携を含む国内外での実績を背景に、モバイル通信の「見える化」と「AI化」を通じて社会インフラの高度化を支えることを目指しています。
FYRAの廣瀬健人代表取締役は、今回のKDDIによるトライアル実績を足がかりに、今後は他の通信事業者への導入拡大を進めていく方針です。通信ネットワークの運用保守(O&M)の効率化や、AIによる自律運用への関心が高まる中、オープンな規格を活用したソリューションの実用化が注目されています。
Q&A
Q. FYRA Suiteとはどのようなツールですか?
A. 通信基地局から収集したデータを連携・可視化し、分析を支援するソフトウェアです。O-RANという開放型のネットワーク規格に基づいて作られています。
Q. EricssonのEIAPとは何ですか?
A. Ericssonが提供する、通信ネットワークのインテリジェントな自動化のためのプラットフォームです。この上で様々なアプリケーションが動作します。
Q. この試験運用はどのような意義がありますか?
A. 異なるベンダー(EricssonのプラットフォームとFYRAのアプリ)が連携する実証例となり、通信インフラのオープン化と運用自動化の流れを後押しする可能性があります。
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O!Productニュース編集部からのコメント
KDDIのような大手キャリアが、スタートアップのソリューションを大規模展示会で紹介するのは大きな後押しですね。基地局の運用担当者の業務効率化に直接つながる取り組みです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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