
TISI、移行成果物をAIに生かす「保守AIプラットフォーム構築サービス」開始
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TISI株式会社は9月25日、「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」の新ラインナップとして「保守AIプラットフォーム構築サービス」を開始しました。システム移行で得た分析結果や設計情報をナレッジベースに登録し、保守担当者の問い合わせや改修影響調査をAIで支援します。基盤にはAmazon Bedrock AgentCoreを活用し、認証や監視機能を組み込むと説明しています。同社が掲げる保守業務効率の最大30%向上は、実案件資産を使ったR&Dの対象作業時間から算出した値で、導入企業全体への効果を示すものではありません。
ポイント
- 1TISIが「保守AIプラットフォーム構築サービス」を9月25日に開始
- 2Xenlonの移行成果物をナレッジ化し、保守担当者の問い合わせを支援
- 3Amazon Bedrock AgentCoreを使った保守向けAI基盤を構築
レガシー移行後の保守課題に対応
TISIは、レガシーシステムの移行で作られる分析結果や設計情報が、移行後の保守に十分生かされない場合があると説明しています。保守担当者が変わると、システム構造や過去の障害対応を調べる負担が増えることもあります。今回のサービスは、移行時の成果物を保守のナレッジとして再利用し、問い合わせや改修影響調査の初動を支援するためのものです。
モダナイゼーション成果物をAI基盤に活用
「保守AIプラットフォーム構築サービス」は、「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」で得たシステム分析結果、設計情報、移行成果物をナレッジベースに登録します。保守担当者はチャット形式でシステム構造や設計内容、障害履歴を尋ねられます。TISIの公式説明では、回答対象となるドキュメントや資産をナレッジベースに投入していることが前提です。移行時の資料をそのまま保守で使えるようにする狙いですが、回答できる範囲は登録内容に左右されます。
保守業務に特化したAIエージェント
TISIは、保守業務向けに調整したAIエージェントを提供します。設計書、ソースコード、障害履歴などの情報を使い、自然言語での問い合わせや改修影響調査、障害原因調査の初動を支援する構成です。特定の担当者だけが持つ知識を共有しやすくすることを狙います。回答の妥当性は、登録した資料の範囲と更新状況を踏まえて担当者が確認する必要があります。
Amazon Bedrock AgentCoreを活用した構成
本サービスのAI基盤には、AWSのAmazon Bedrock AgentCoreを活用します。TISIは、企業利用を想定した認証・監視機能を組み込み、入力データやナレッジベースの取り扱いに配慮すると説明しています。機密性の高い設計書や障害履歴を扱う場合、導入企業はアクセス権限、データの保管・利用範囲、監査方法を個別に確認する必要があります。AWSのサービスを使うことだけで、すべてのセキュリティ要件を満たすと断定はできません。
効果検証の範囲と導入条件
TISIは、保守業務効率の「最大30%向上」を掲げています。ただし発表資料の注記によると、これは実案件の資産を使ったR&Dで、サービスイメージ図に示す「改善する範囲」の作業時間を計測して算出した値です。顧客企業全体の保守工数が一律に30%減ることを示すものではありません。導入を検討する際は、登録できる成果物の範囲、回答の検証方法、認証・監視の要件に加え、自社の対象業務での効果を確認する必要があります。
Q&A
Q. 保守AIプラットフォーム構築サービスとは何ですか?
A. Xenlonによるシステム移行の成果物をナレッジベース化し、保守担当者が設計や障害履歴などをチャットで調べられるAI基盤を構築するサービスです。
Q. 「最大30%向上」は何を測った数字ですか?
A. TISIが実案件資産を使ったR&Dで、図に示す対象作業の所要時間を計測して算出した値です。導入企業の保守業務全体に共通する改善率ではありません。
Q. 利用時に確認すべき条件は何ですか?
A. 回答に必要な資料をナレッジベースに登録できるか、更新や回答検証をどう行うかを確認します。機密資料を扱う際は、権限や監視などの要件も個別に確認します。
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O!Productニュース編集部からのコメント
移行時の成果物を保守の問い合わせに使う設計は、資料が保守で活用されずに残る課題への対応です。効果と回答の品質は登録する資料と対象業務によって変わるため、自社の保守手順で検証する必要があります。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
