
GotoAI、デスクトップAI「Kari」を公開 個人・100名未満の組織は無償
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GotoAI株式会社は、デスクトップAIエージェントアプリ「Kari(かり)」を2026年9月21日に正式リリースしました。ClaudeやChatGPTの既存サブスクリプションを利用し、手元のPDF・Word文書の要約や翻訳、PowerPointの下書き作成、Excelデータの集計を進められます。内蔵ブラウザーによる情報収集にも対応し、APIがないWebシステムの作業を支援します。アプリは個人と100名未満の組織に無償で提供し、100名以上の組織は最長60日間の評価利用後に法人ライセンスが必要です。
ポイント
- 1Claude・ChatGPTの既存契約を利用し、API従量課金なしで動作
- 2ブラウザーを直接操作し、APIのないWebシステムからも情報を収集・分析
- 3個人と100名未満の組織は無償、100名以上は最長60日間の無償評価を提供
既存のAI契約とAPI・ローカルLLMを使い分け
Kariは、ClaudeのPro・MaxプランやChatGPTのサブスクリプションに、利用者本人がサインインして使えます。この方式ではAPIキーの取得や新たな従量課金契約は不要です。GotoAIによると、認証は各社の公式画面で完結し、Kariが認証情報やトークンを受け取ることはありません。
Claudeでは公式のClaude Codeエージェントを改変せずに実行し、利用量は本人の契約プランに計上されます。既存プランの利用枠で使う仕組みです。
別の接続方法として、70以上のAIプロバイダーに自分のAPIキーで接続できます。自社GPUのローカルLLMや独自のAI基盤も接続でき、こうした構成を選ぶことで機密データを外部クラウドへ出さない運用にも対応します。

AIプロバイダーの設定画面。既存サブスクリプションやローカルモデルの利用方法を選べます。画像出典:GotoAIのプレスリリース(PR TIMES)
ブラウザー操作の自動化で従来型システムも分析対象に
Kariは内蔵ブラウザーを自ら操作し、検索・ページ遷移・ダウンロード・画面の読み取りまでを自動で実行します。Web APIやMCPが用意されていない公開システムでも、そのままAIの分析対象にできます。公式ドキュメントでは、国会会議録の検索・分析、裁判例の検索・分析、政府統計データの検索・分析、SNSにおけるパブリック・オピニオン分析などの実務ユースケースが手順付きで公開されています。
手元のファイルを一緒に読み、その場で作業を進める
Kariは、ユーザーが現在開いているファイルや画面を中心に据えた設計です。PDF・Word文書の要約や翻訳、PowerPointドラフトの作成、Excelデータの集計・可視化を、ファイルをアップロードし直すことなく実行できます。さらに、ローカルフォルダー内の大量のファイルに対して、ファイル名やキーワードではなく「発言者の感情が激しい文」のような意味内容で検索する機能も備えています。
日本語UIとマルチプラットフォーム対応
Kariの画面と公式ドキュメントは日本語を基本として提供され、英語にも対応しています。動作環境は次のとおりです。
| OS | 対応環境 |
|---|---|
| Windows | Windows 10 / 11(64bit) |
| macOS | macOS 12以降(Apple Silicon / Intel) |
| Linux | Ubuntu 24.04以降 / Debian 13以降(.deb、x86_64) |
いずれのOSでも同じ操作で利用できます。導入時はOSのバージョンに加え、端末のCPUと配布形式も確認できます。
組織規模で異なる利用ライセンス
Kariアプリの利用ライセンスは、個人利用か組織利用か、組織の人数によって異なります。
| 利用対象 | アプリの利用条件 |
|---|---|
| 個人 | コミュニティライセンスで無償 |
| 100名未満の組織 | コミュニティライセンスで無償 |
| 100名以上の組織 | 最長60日間は無償評価、60日間を超える継続利用は有償 |
法人ライセンスの価格と提供条件は問い合わせが必要です。申請と管理はアプリ内で行えます。AIの利用には、接続先のサブスクリプションやAPIなどの利用条件が別に関わります。
今後は社内文書を活用するRAG機能やデータ分析機能の拡張、自社GPU基盤パッケージ「OumiGo」と組み合わせた国内完結型のAI導入支援を進める予定です。
Q&A
Q. Kariとは何ですか?
A. 手元のファイルを処理し、ブラウザーも操作するデスクトップAIアプリです。文書の要約や翻訳、資料作成、Excelデータの分析に対応します。
Q. 既存のClaudeやChatGPTの契約を使えますか?
A. 対応するサブスクリプションに本人がサインインして利用できます。新たなAPI従量課金契約は不要で、既存プランの利用枠を使います。
Q. 無償で利用できる対象は誰ですか?
A. 個人と100名未満の組織はアプリを無償利用できます。100名以上の組織は最長60日間の評価利用後、継続するには有償ライセンスが必要です。
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O!Productニュース編集部からのコメント
内蔵ブラウザーで検索からファイル取得まで進められるため、調査担当者が複数の公開資料を集めて比較する作業で試しやすそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
