
AIで書類審査の80%を自動化、不備を申請時に検知する「Camel AutoCheck」が正式リリース
公開日:
株式会社キャメルテクノロジーは2025年12月5日、AI-OCR技術を活用した自動審査システム「Camel AutoCheck」を正式にリリースしました。このシステムは、利用者が申請書類をアップロードした瞬間にAIが内容を自動で照合し、不備があればその場で検知。これまで大きな負担となっていた審査業務の工数を最大80%削減し、差し戻しの手間を大幅に減らすことを目指します。
ポイント
- 1申請書類の不備をアップロードと同時にAIが検知し、その場で修正を促す
- 2AIの一致判定により一次審査を自動化、審査工数を最大80%削減
- 3kintoneなど既存の業務システムと連携し、スムーズな導入が可能
差し戻しの手間をなくし、審査を大幅に効率化
株式会社キャメルテクノロジーが、AI-OCRによる自動審査システム「Camel AutoCheck」の提供を開始しました。人手による目視確認が中心だった従来の審査業務では、入力ミスや書類の有効期限切れなどによる差し戻し対応が、申請者と審査員の双方にとって大きな負担となっていました。
本システムでは、利用者が本人確認書類などをアップロードすると、AIが数秒で文字情報を読み取り、申請フォームの入力内容と自動で照合します。もし氏名や住所の不一致、有効期限切れなどの不備があれば、申請を完了する前に画面上でアラートを表示。利用者はその場で内容を修正できるため、提出後の差し戻しを未然に防ぐ仕組みです。
一次審査をAIが代替、担当者は最終確認に集中
「Camel AutoCheck」の大きな特徴は、審査フローそのものを変革する点にあります。申請内容と書類情報が一致しているとAIが判定した申請には「一致判定フラグ」が自動で付与され、一次審査を通過したものとして扱われます。
これにより、審査担当者はこれまで全件行っていた一次審査の目視確認から解放され、AIが一致判定した申請の最終確認(二次審査)や、不一致と判定された複雑なケースの対応に集中できるようになります。同社の試算によれば、この仕組みにより1件あたり5分かかっていた審査時間が1分に短縮され、月間の審査工数を80%削減できるとしています。
高精度なOCRと外部連携でスムーズな導入を実現
このシステムは、高性能なAI-OCRエンジンを搭載しており、免許証やマイナンバーカード、通帳など多様なフォーマットの書類を高い精度で認識します。スマートフォンで撮影した斜めの画像や、折れ目のある書類でも自動で補正して読み取ることが可能です。
また、kintoneをはじめとする既存の業務アプリケーションともシームレスに連携できるため、現在使用している申請フォームや審査システムに自動審査機能を追加する形で導入できます。料金は初期費用10万円から、月額2万円からとなっており、専任担当者による導入サポートも提供されます。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
人手不足が叫ばれる中、AIで定型業務を代替する流れはますます加速しそうです。特に金融や不動産など、厳格な本人確認が求められる業界での活用に期待が高まりますね。


















