
煩雑なデータ整理に終止符?AIが自動DB化する「Temanashi AI」登場
公開日:
株式会社MICOTOは、社内に散在するExcelやPDFなどの業務データをアップロードするだけで、AIが自動でデータベース化する新クラウドサービス「Temanashi AI(テマナシ・エーアイ)」を公開しました。専門知識がなくても扱える手軽さで、企業のデータ活用とDX推進を後押しします。
ポイント
- 1ExcelやPDF、紙資料の写真をアップロードするだけでAIが自動でデータベースを構築
- 2専門知識が不要なノーコードUIで、現場担当者でもデータ資産化が可能に
- 3データ基盤の構築にかかる期間と工数を大幅に削減し、コスト削減にも貢献
ファイルを「入れるだけ」でデータ基盤が完成
株式会社MICOTOが発表した「Temanashi AI」は、Excel、CSV、PDF、画像といった様々な形式の業務データを、AIが自動で解析し、すぐに使えるデータベースへと変換するクラウドサービスです。利用者はファイルをアップロードするだけで、AIが項目名やデータ型、さらには項目間の関係性まで推定し、最適なテーブル構造を自動で生成してくれます。
専門家不在でも進められるDXの第一歩
多くの企業では、業務データが部署や個人のPCに散在し、形式もバラバラなため、一元管理や活用が難しいという課題を抱えています。また、データベースの設計やシステム開発には専門知識が必要で、時間とコストが大きな障壁となっていました。「Temanashi AI」は、こうしたデータ活用の障壁を取り払うことを目指して開発されたものです。
日報から顧客リストまで、多様な業務に対応
このサービスは、日報や点検記録、売上表、顧客リストなど、日常業務で発生する様々なデータの整理・DB化に活用できます。紙の資料もスマートフォンで撮影してアップロードすれば、AIがテキストを抽出してデータ化するため、ペーパーレス化の促進にも繋がります。生成されたデータベースは、管理画面を通じてすぐに社内で共有できるほか、将来的にはBIツールや外部システムとの連携も強化される予定です。
MICOTO社の試算によると、「Temanashi AI」を導入することで、データ基盤構築プロジェクトの期間を約62%、工数を約31%削減できる可能性があるとのことです。同社は今後、業種別のデータモデル提供やデータ品質チェック機能の拡充などを通じて、企業の生産性向上に貢献していく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
多くの企業で課題となっているExcel管理ですが、このサービスが「データはあるのに活用できない」というジレンマを解消する起爆剤になるかもしれませんね。専門家でなくても始められる手軽さが、現場主導のDXを加速させそうです。

















