
IT FORCE、Salesforce上で監査業務をAIが支援する『監査くんAgent』を提供開始
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IT FORCE株式会社は、AIが監査業務を支援する『監査くんAgent』を、Salesforceのマーケットプレイス「AgentExchange」でリリースしたと発表しました。このツールは、過去の監査実績などのデータに基づき、AIが計画の策定や要点の要約を行うことで、属人化しがちな監査業務の効率化を目指すものです。
ポイント
- 1過去の実績データから、AIが監査計画を自動で策定
- 2監査の重要ポイントをAIが要約し、経験の浅い職員を支援
- 3SalesforceのAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」上で利用可能
IT FORCEが提供を開始した『監査くんAgent』は、SalesforceのAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」の機能を拡張するソリューションです。自治体などで課題となりやすい監査業務において、過去の監査実績や指摘事項といったデータをAIが活用。これにより、業務の効率化や担当者ごとのスキル・ノウハウの平準化を図ることができるとしています。
このエージェントの主な機能は「監査計画の自動策定」と「監査ポイントの要約」の2つです。計画策定では、AIが過去の実績を分析して監査すべき対象の優先度を算出し、レコメンドします。担当者は会話形式で条件を入力するだけで計画を自動で作成でき、業務の抜け漏れ防止や引き継ぎ工数の削減につながります。
また、監査ポイントの要約機能では、AIが過去の指摘事項から重要なポイントを提示します。これにより、経験の浅い職員でも監査の品質を担保しやすくなり、人材不足に悩む組織の負担軽減と業務効率化を後押しするとのことです。
IT FORCEは、「ベテラン職員の退職による人材不足が深刻化する中、監査先選定の効率化や業務品質の均一化が実現できる」とコメント。監査を行う側と受ける側の双方の業務効率化を支援し、最終的には施設利用者の満足度向上に貢献したい考えです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
監査という専門的で属人化しやすい領域にAIを活用する好例ですね。ベテランの知見をAIが引き継ぎ、組織のナレッジとして共有する流れは、多くの企業や自治体で応用できそうです。

















