
ユーザックシステム、AIが自律的に精度を高める「Knowfa 受注AIエージェント V1」を正式リリース
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ユーザックシステム株式会社は、受注業務の判断をAIが代行するサービス「Knowfa 受注AIエージェント」の正式版を4月9日にリリースしました。新バージョンでは、担当者の訂正を即座に学習し、判断ロジックを自ら改善する「自律精度向上エージェント」を搭載しています。製造業や食品業界で長年課題だった、ベテラン依存の非定型業務の自動化に新たな選択肢となりそうです。
ポイント
- 1AIが人の訂正を即時学習し、自律的に判断精度を高める新機能を搭載
- 2最低限の業務ノウハウを教えるだけで、AIが検証を繰り返して自走する
- 3β版で50社以上の導入実績を経て、実用性と安定性を高めて正式版に
人の判断プロセスをAIが再現
「Knowfa 受注AIエージェント」は、FAXやメールで届く注文書の処理を自動化するクラウドサービスです。手書きや表形式など多様な書式をAI-OCRで読み取り、登録された業務ルールや過去データに基づいて、商品の読み替えや納期計算などの判断を行います。その結果を基幹システムへ連携可能な形式で出力します。
同社は20年以上にわたりRPAによる定型業務の自動化を推進してきましたが、「人の判断」が必要な非定型業務の自動化は困難でした。この課題に対応するため、2025年6月にβ版をリリース。約50社の現場フィードバックを集めて正式版を開発しました。
「自律精度向上エージェント」で学習プロセスを自動化
V1最大の特徴は「自律精度向上エージェント」です。これは、新入社員がOJTで成長するプロセスをAIで再現する機能です。従来は、AIがある程度の判断を下した後、詳細な業務ノウハウを人手で教育する必要がありました。
新機能では、担当者がAIの判断結果を訂正すると、その内容を即座に学習します。そして次回からは学習内容を反映した判断を行うよう、AI自らが判断ロジックを改善していきます。これにより、導入初期に最低限のノウハウを提示するだけで、AIが自律的に検証と学習を繰り返し、精度を高められるようになりました。
導入で目指す業務体制の変革
同社は、このサービスにより複数の変化が実現できるとしています。受注入力に伴う「判断・補正・入力」作業の大幅な削減に加え、AIが24時間稼働することで、出社時には受注判断が完了している状態を目指せます。これにより、倉庫や物流の作業を前倒しできる可能性があります。
また、売上増加に伴う業務量の増加を抑え、人材が休退職しても業務ノウハウが失われない「業務ライン」の構築を支援します。V1では、OBIC7やSMILE Vなど多数のERPとの連携実績を活かし、初年度100社の導入を目指すとのことです。
Q&A
Q. 「自律精度向上エージェント」とは何ですか?
A. AIが担当者の訂正内容をその場で学習し、次回からはより正確に判断できるよう、自ら判断ロジックを改善していく機能です。
Q. 従来のAI-OCRと何が違うのでしょうか?
A. 単に文字を読み取るだけでなく、読み取った内容を業務ルールに照らし合わせて「判断」し、その判断精度を運用しながら自律的に高めていける点が異なります。
Q. どのような業種・企業に向いていますか?
A. FAXやメールで多様な形式の注文書が届き、ベテラン担当者の経験に頼った入力業務がある製造業や食品業界の卸売・メーカーなどが主な対象です。
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O!Productニュース編集部からのコメント
訂正するたびに賢くなるというのは、現場の教育負担を減らす上で本質的に重要な進化ですね。1年かかる人材育成の期間を、AIの導入と並行して短縮できる可能性があります。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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