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プレイド、「KARTE AI」構想を発表。AI時代のCXで「人の創造性」を最大化へ
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プレイド、「KARTE AI」構想を発表。AI時代のCXで「人の創造性」を最大化へ

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CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」を提供する株式会社プレイドは、プロダクトのAIネイティブ化に向けた新方針「KARTE AI」を発表しました。同社は、生成AIの普及によって企業活動が同質化する未来を見据え、AIを人の創造性を引き出すためのパートナーと位置付け、「人とAIが協働するCXプラットフォーム」への進化を目指します。

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ポイント

  • 1
    AIが人の創造性を引き出す「人とAIの協働」をコンセプトに掲げる
  • 2
    顧客理解から体験創出、業務プロセスまで3つの領域でAI機能を強化
  • 3
    開発組織を「KARTE AI Transformation Department」に改編し、開発を加速

AI時代の「同質化」に挑む新方針

プレイドは10月30日、CXプラットフォーム「KARTE」シリーズの新たな方針として「KARTE AI」を発表しました。これに伴い、プロダクト開発組織を「KARTE AI Transformation Department」へと改編し、AIを前提としたプロダクト開発を加速させる考えです。

同社は、生成AIが一般化することで、どの企業も一定品質のアウトプットを低コストで出せるようになる一方、それだけでは顧客の支持を得るのが難しくなると分析。このような「同質化」が進む時代において、企業成長の鍵を握るのは「人」ならではの創造性だと強調しています。KARTE AIは、KARTEが持つ独自の顧客データを活用し、AIが人のポテンシャルを最大限に引き出すことで、企業独自の価値創造を支援することを目指します。

3つの領域でAI活用を推進

KARTE AIでは、具体的な開発方針として3つの領域にフォーカスしています。

1つ目は「AIとともに顧客を理解する」領域です。新機能「ナラティブレポート」では、膨大な顧客データから行動パターンや傾向をAIが分析し、自然言語でインサイトを提示。「週末の訪問者は目的意識が高い可能性がある」といった具体的な示唆で、マーケターの新たな気づきや閃きを促します。

2つ目は「AIとともに体験をつくる・届ける」領域。施策作成ツール「フレックスエディタ」にはAIエージェント機能が備わり、自然言語での指示による編集や仕様に関する質問への回答が可能です。これにより、アイデアを迅速かつ高品質な顧客体験へと落とし込めるようになります。

業務プロセス全体をAIネイティブへ

3つ目のフォーカスは「AIネイティブ×カスタマーデータドリブンな業務プロセス変革」です。顧客分析から施策実行、効果測定までの一連の業務をAIでワークフロー化する「Remote MCP」や、AI活用を前提としたヘッドレスCMS「Craft Cross CMS」などを提供。マーケティング領域に留まらず、企業の幅広い業務プロセスにKARTEの顧客データを活用できる環境を整えていきます。

プレイドの代表取締役CEOである倉橋健太氏は、「テクノロジーが進化し、あらゆるプロセスが効率化されればされるほど、企業活動は『同質化』へと向かう。私たちが目指すのはその逆側です」とコメント。KARTE AIを通じて、人が人に向き合うことで生まれる創造性を解放し、本質的に異なる価値を生み出す挑戦を進めていくとしています。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

AIによる自動化が叫ばれる中、「人の創造性」を主役に据えたプレイドの戦略は示唆に富みますね。独自データとAIの掛け合わせで、マーケターの役割がどう変わっていくのか、今後の展開に注目です。

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