
米KuseのAI社員「Junior」、Slack常駐で日本市場に参入
公開日:
2026年5月、米Kuse Inc.が、AIがチームの一員としてSlackやMicrosoft Teamsに常駐し業務を自律的に遂行するサービス「Junior」の日本展開を本格的に開始しました。同社はY Combinator出身のXiankun Wu氏が率いるAIスタートアップで、日本企業のOPTIではJuniorの導入により休眠リードの発掘や大型契約の成立に成功しています。4月には東京でイベント「AI Collective Tokyo」を開催し、AIと人間の協働について議論が行われました。
ポイント
- 1米Kuse、Slack常駐型AI社員「Junior」の日本展開を開始
- 2OPTI、Juniorで休眠リード60件特定、20万ドル契約成立
- 3AI Collective Tokyo開催、人間とAIの協働を議論
Juniorとは──チームに常駐するAI社員
Juniorは、専用のメールアドレスや電話番号を持ち、SlackやMicrosoft Teamsなどのチームワークスペースに常駐する自律型のAIサービスです。リサーチやレポート作成、顧客対応といった業務を、人間のメンバーと同じように依頼から報告まで一貫して実行します。3,000以上のツールと連携でき、2026年3月のローンチ後にはBloombergやBusiness Insiderでも取り上げられました。
日本企業OPTIでの導入効果
日本では、税務アドバイザリー企業のOPTIがJuniorを早期に導入しています。同社CEOの淵上彰氏がJuniorをメール環境に接続したところ、15年分の受信トレイから休眠リード60件を特定し、パーソナライズされたアウトリーチを自動送信しました。その結果、4件の返信を獲得しました。さらに、インバウンドリードの対応や交渉を支援し、20万米ドルの契約成立に貢献しています。淵上氏は「Juniorを新入社員のように扱い、慎重にオンボーディングしている」と述べています。
AI Collective Tokyoで議論された未来
2026年4月27日、Kuse Inc.とAWS Japanなどが共催したイベント「AI Collective Tokyo」では、100名以上のビジネスリーダーが集まり、AI社員と人間の協働のあり方を議論しました。SmartNewsの浜本階生氏やbtraxのBrandon K. Hill氏が登壇し、KuseのCEO Xiankun Wu氏は、組織の調整コストを下げ、人間がより価値の高い仕事に集中できる未来を語りました。パネルディスカッションでは、信頼の構築やROI評価といった実務的な課題にも焦点が当てられました。
SusHi Tech Tokyo 2026への出展
Kuseは、東京都が主催するSusHi Tech Tokyo 2026(4月27日〜29日)にも出展しました。ブースでは、Juniorがチームのタスク管理や顧客リストの自動作成、複数プラットフォームのCRM監視などを実際にデモンストレーションしました。日本企業からは、AIを実際の業務に取り入れる具体的な方法について質問が相次ぎました。
Q&A
Q. Juniorとは何ですか?
A. SlackやTeamsに常駐し、リサーチや顧客対応を自律的に行うAIサービスです。3,000以上のツールと連携できます。
Q. Juniorは無料で利用できますか?
A. 期間限定で100ドル分の無料トライアルが提供されています。会社メールアドレスで登録すると利用できます。
Q. OPTIではJuniorをどのように評価していますか?
A. 休眠リードの発掘や20万ドルの契約成立に貢献し、新入社員のように信頼を段階的に構築していると評価しています。
関連リンク
- https://junior.so/ja
- https://www.kuse.ai/
- https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-04-02/meet-the-new-ai-coworker-who-won-t-stop-snitching-to-your-boss
- https://www.opti.co.jp/
- https://junior.so/hire

O!Productニュース編集部からのコメント
OPTIが15年分のメールから休眠リードを掘り起こした事例は、営業担当なら誰もが欲しい機能ですね。放置していた案件をAIが拾ってくれるのは助けになりますね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


関連ニュース

中小企業向けAI「Claude for Small Business」、給与や請求書対応などを自動化

エックスサーバー、AIエージェント対応のMCPサーバーと公式CLIを提供

ホリエモンAI学校、AIエージェント構築代行サービス「AAA」を開始

Sysdig、AIエージェント時代に向けたヘッドレス型クラウドセキュリティを発表

名刺アプリ「Eight」が人材紹介会社をグループ化、AIエージェントも提供開始

AIで社内の声を可視化「KAITO NEXT PostBox」が5月末提供開始

Salesforce、全新規顧客にSlackを標準提供 導入初日からAIワークプラットフォーム利用可能

Loglass 経営管理、対話型AI分析機能を標準提供、会議準備を効率化

neodig、対話でFAQ作成・編集できるAIエージェント「FAQ AI Agent」提供開始











