
Informatica World 2026、信頼のAIエージェントデータ基盤を発表
公開日:
セールスフォース傘下のインフォマティカは、ラスベガスで開催された「Informatica World 2026」において、すべてのAIエージェントが必要とする信頼性の高いデータ基盤を発表しました。多くの企業ではデータが断片化し古くなっており、AIの実用化を妨げています。今回の発表は、あらゆるプラットフォーム上でガバナンスの効いたデータをエージェントが活用できるようにすることで、エージェンティックエンタープライズへの移行を加速させるものです。
ポイント
- 1完全ヘッドレスデータ管理を発表、AIエージェントがコード不要で利用
- 2Data Quality Agentが自然言語でデータ品質ルールを自動生成
- 3Agent Fabric Context Catalogでエージェントとデータの一元管理が可能に
すべての環境で信頼できるデータを提供するヘッドレスデータ管理
インフォマティカは、エンタープライズデータ管理プラットフォームとして初めて完全なヘッドレスデータ管理を提供します。すべてのデータ管理機能が再利用可能なサービスとして公開され、ネイティブのModel Context Protocol(MCP)サポートにより、AIエージェントはコードを書かずにこれらの機能を呼び出せます。また、CLAIRE®はヘッドレスのマルチエージェントインテリジェンスレイヤーとして、SalesforceやAWS、Microsoftなど、さまざまなプラットフォーム上で信頼性の高いデータガバナンスや品質管理を提供します。ハースト・コーポレーションのTheodora Bakker氏は、ヘッドレスデータ管理が今やミッションクリティカルな業務に必要なアーキテクチャ要件であると述べ、同社がインフォマティカの機能を活用していることを明かしました。
データマネジメントを自律化する専用AIエージェント
データ管理を加速する専用のAIエージェント群も発表されました。Informatica Agentic Integrationは、企業全体の構造化データと非構造化データのリアルタイムな流れを促進し、AIエージェントが常に完全なコンテキストを把握できるようにします。Data Quality Agentは、ビジネスユーザーが自然言語でデータ品質ルールを定義すると、本番用のロジックを自動生成・デプロイし、問題を継続的に検知・解決します。さらに、業界初のAgentic Multidomain MDMとData Steward Agentは、マスターデータのクレンジングや管理を自律的に行い、高い透明性のもとで意思決定を支援します。ラボバンクのEdmond Tarée氏は、こうしたデータ品質とプラットフォームがAIの準備に不可欠だと強調しています。
Salesforce環境とその先でコンテキストを有効化
インフォマティカは、Salesforce環境との統合も強化します。Data 360 Connector and Scannerは、ハイブリッドやマルチクラウド環境間で双方向のデータフローを実現し、完全なデータリネージを提供します。MDM Integration with Data 360は、製品やアカウントなどのマスターデータとData 360を統合し、パーソナライズされたキャンペーンや正確なAIエージェントを強化します。また、CLAIRE in Slackを使えば、営業やマーケティングの担当者がツールを切り替えずに、Slack内で直接データ探索や品質管理を行えます。さらに、Agent Fabric Context Catalogは、企業内のすべてのAIエージェントとデータ資産を一元的に発見・管理できる統合環境を提供します。
提供時期と今後の展望
これらの新機能の多くは2026年春から順次提供が開始されます。ヘッドレスデータ管理とData Quality Agentは春に、Agentic IntegrationやMetadata Enrichment Agentなどは第4四半期に予定されています。Salesforceのデータファウンデーション担当プレジデント兼GMであるラウール・アウラドカー氏は、今回の発表を「エンタープライズデータの新しいモデル」と表現し、エージェントがデータ管理の面倒な作業を処理することで、人間はより高次元の業務に集中できると述べています。これにより、企業は常に最新でガバナンスの効いたデータ基盤の上で、あらゆる環境やワークフローにわたってAIエージェントを活用できるようになります。
Q&A
Q. ヘッドレスデータ管理とは何ですか?
A. データ管理機能を独立したサービスとして提供し、AIエージェントがツールを選ばず信頼できるデータにアクセスできるようにする仕組みです。
Q. Data Quality Agentはどのようにデータ品質を向上させるのですか?
A. ビジネスユーザーが自然言語で品質ルールを定義すると、エージェントが本番環境で動作するロジックを自動生成し、データの問題を継続的に検知・解決します。
Q. Agent Fabric Context Catalogがもたらすメリットは何ですか?
A. 企業内のAIエージェントとデータ資産を一元管理でき、データの流れやガバナンスポリシーを可視化することで、信頼性の高いAI活用が可能になります。
関連リンク
- Informatica from Salesforce Delivers the Trusted Data Foundation Every AI Agent Needs — Now Across Every Surface, Every Platform, Everywhere
- 2026年のCDO調査
- https://www.salesforce.com/jp/

O!Productニュース編集部からのコメント
Data Quality Agentが自然言語で品質ルールを自動生成するのは、データ整備に悩む現場に刺さりそうです。情シス担当の手間が減るのは嬉しいですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


関連ニュース

ラッコキーワードMCPでAIエージェントがSEO調査を自動化

ValorizeAI、営業前工程を自動化するセールスAIエージェントを提供開始

法人データベース「Compalyze」が大型アップデート、MCP対応でAIエージェント連携可能に

Anyflow、AIエージェントのRAG向けデータ連携サービスを提供開始

Anthropic、「Claude Opus 4.8」発表—より正直で信頼できるAIに

「mitoco Buddy」、リアルタイム翻訳と文書解析のAI提供開始

モニタス、AIインタビュー「ListenLabs」で海外調査を効率化

TKC、会計向けAIエージェント「FXエージェント」「OMSエージェント」を発表

FPT、AIエージェントと人間の協調で開発・運用を変える「Flezi Foundry」発表











