
製造業・熟練工の「カン・コツ」、AIが聞き出す新サービス
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製造業の現場で長年課題とされてきた、熟練技術者だけが持つ「暗黙知」の継承。人手不足と高齢化が進む中、この貴重なノウハウをいかに次世代へ繋ぐかが企業の競争力を左右します。
こうした状況を受け、京都大学や松尾研究所にルーツを持つAIスタートアップのエムニが、熟練工の技能伝承を支援する新サービス『AIインタビュアー』を正式にリリースしました。AIがまるで弟子のように質問を重ね、ベテランの頭の中にある知恵を引き出します。
ポイント
- 1AIが熟練工にインタビューし、「カン・コツ」といった暗黙知を体系化
- 2蓄積したノウハウはチャットボットでいつでも誰でも閲覧可能に
- 3故障対応や品質管理など、具体的な現場業務での活用を想定
株式会社エムニが、製造業の技能伝承という根源的な課題にAIで挑む新サービス『AIインタビュアー』の提供を開始しました。このサービスは、AIが熟練技術者に対して様々な角度から深掘りする質問を投げかけ、これまで言語化が難しかったノウハウや判断基準を体系的に収集するものです。
製造業では、人手不足やベテラン層の高齢化により、技能伝承が喫緊の課題となっています。従来のOJT(現場での実地研修)では、教える側と教わる側の双方に多大な時間と労力がかかり、知識が属人化してしまう問題がありました。
『AIインタビュアー』によって収集・蓄積された知識は、チャットボットを通じて組織内で共有されます。これにより、若手や経験の浅い従業員でも、トラブル発生時などに必要な知見へいつでも手軽にアクセスできるようになります。同社によれば、保全業務での故障対応や、生産技術工程でのトラブルシューティング、品質異常の原因分析といった場面での活用が期待されています。
開発元であるエムニは、オーダーメイドAI開発で培った現場の知見を活かし、今後もユーザーのフィードバックを元に機能改善を進める方針です。将来的には、トラブル対応だけでなく、製品開発の上流工程で用いられるFMEA(故障モード影響解析)などへの応用も視野に入れているとのことです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
日本の製造業の強みである「現場の知恵」が、担い手不足で失われかねない状況は深刻です。技術継承のあり方を大きく変える一手になるか、注目です。

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