
AIがベテランの知見を深掘り、セイコーが「AIインタビュアー」を発表
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セイコーソリューションズ株式会社は、AIが対話を通じて有識者の持つ専門的な知見、いわゆる「暗黙知」を可視化する新機能「AIインタビュアー」を発表しました。この機能は、同社が提供するAIプラットフォーム「Seiko Futureworks」上で本日より利用可能になります。ベテラン社員のノウハウ継承など、多くの企業が抱える課題への新たなアプローチとなりそうです。
ポイント
- 1AIがインタビュアーとなり、有識者の思考プロセスを対話形式で深掘り
- 2一問一答ではなく、段階的に核心へ迫る「プロセス型」のアプローチを採用
- 3抽出した知見は即座に社内AIに反映させ、組織全体で活用可能に
生成AIが「暗黙知」の継承を支援
セイコーソリューションズ株式会社は12月22日、AIレビュー・プラットフォーム「Seiko Futureworks」の新機能として「AIインタビュアー」の提供を開始しました。この機能は、生成AIがインタビュアーとなり、専門家や熟練技術者が持つ経験に基づく判断基準や価値観といった「暗黙知」を対話形式で引き出すことを目的としています。
企業の課題は「表層的なAIの回答」
多くの企業で生成AIの活用が進む一方、「思考の背景まで捉えきれない」「表層的な回答しか得られない」といった課題も浮き彫りになっています。その原因として、AIが主に文書化された「形式知」を扱うため、現場の価値を支える経験的な知見の活用が難しいという背景がありました。「AIインタビュアー」は、この課題を解決するために開発されたものです。
思考を整理しながら核心に迫る「プロセス型」
「AIインタビュアー」の大きな特徴は、一問一答で終わらない「プロセス型」の対話設計にあります。AIはまず全体像を把握し、重要な論点を整理。その後、科学的な質的手法(CIT)を応用し、段階的に質問を繰り返すことで、回答者本人も気づいていなかった思考のプロセスや判断の根拠を可視化していきます。これにより、回答者は自然に思考を整理しながら、より本質的な知見を言語化できるといいます。
「聞き出す」から「活用する」までを一気通貫で
さらに、インタビューによって抽出された知見は、「Seiko Futureworks」上で即座に社内専用のAIエージェントに反映させることが可能です。これにより、有識者のノウハウを組織全体で共有し、日常業務の中で誰もが活用できる環境を迅速に構築できます。「知見を聞き出す」だけでなく、「組織の力として活用する」までを一貫して支援する仕組みが整えられています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
ベテランの頭の中にあるノウハウをどう継承するかは、多くの組織の長年の悩みでした。AIを「答えを出す道具」から「答えを引き出す対話相手」として使う発想の転換が面白いですね。組織の本当の財産である「人」の知見を、テクノロジーで未来につなぐ試みとして期待が持てます。
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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