
Genspark、複数アプリをまたいで作業する「AI社員」機能「Claw」を発表
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シリコンバレー発のAIワークスペース「Genspark」を提供するGenspark株式会社は、複数のアプリをまたいで業務を自動実行する新機能「Genspark Claw」を含む「AIワークスペース3.0」を発表しました。同社は、プロダクトローンチから11ヶ月で年間収益(ARR)が2億ドルを突破し、シリーズBラウンドで3億8500万ドルの資金調達を完了したことも明らかにしています。これは、AIが単なる作業支援から、実際に業務を「実行」するフェーズへと移行する大きな流れを示しています。
ポイント
- 1チャット指示で、メール送信や資料作成など複数アプリにまたがる業務を自動実行
- 2ユーザーごとに専用のクラウド環境を用意、データ分離によるプライバシー保護を実現
- 3プロダクトローンチ後11ヶ月で年間収益が2億ドルを突破、大規模な資金調達にも成功
複雑な業務プロセスを「AI社員」が実行
Gensparkは、80以上のAIモデルを統合した業務特化型のAIワークスペースです。今回発表された「AIワークスペース3.0」では、新機能「Genspark Claw」が中心的な役割を果たします。この機能は、LINEやSlack、Teamsなどのチャットツールから簡単な指示を出すだけで、「AI社員」が複数のソフトウェアを横断して作業を進めてくれます。
具体的には、特定のテーマの調査から顧客向け資料の作成、会議の設定、フォローアップメールの送信までを、ユーザーがアプリを切り替えることなく実行できます。広告運用アカウントと連携すれば、リアルタイムの数字を反映したダッシュボードの作成も可能です。
プライバシー保護と使いやすさを両立
Genspark Clawは、ユーザーごとに専用のクラウドコンピューター環境を提供する「分離設計」を採用しています。これにより、ユーザーデータが他のユーザーと混在せず、アクセス範囲を明確に制御できることが特徴です。同社CEOのEric Jing氏は、「明確なアクセス範囲の設計と、分離によるプライバシー保護を備えた『AI社員による実用的な自律的な業務の実行』を実現する」と述べています。
機能は初期搭載されており、複雑な設定なしに利用を開始できます。個人向けユーザーから順次提供が開始され、法人プランにも随時対応予定です。
急成長を支える投資家の評価
Gensparkは急成長を続けており、プロダクトローンチからわずか11ヶ月で年間収益(ARR)が2億ドルを超えました。また、シリーズBラウンドでは、Emergence Capital史上最大の投資を含む3億8500万ドルの資金調達に成功しています。
投資家であるEmergence CapitalのJoe Floyd氏は、「AIが『支援』から『実行』へ移っている」という大きな変化を指摘し、Genspark Clawがこの流れにおける重要な一歩だと評価しています。
Q&A
Q. Genspark Clawとは何ですか?
A. Gensparkの新機能で、チャットで指示を出すだけで、メールの送信や資料作成など、複数のアプリをまたいだ業務を自動で実行してくれるものです。
Q. 普通のAIアシスタントと何が違いますか?
A. 単に情報を答えるだけでなく、実際に別のソフトウェアを操作して、スケジュールを調整したりメールを送信したりといった「作業そのもの」を完了させるところが異なります。
Q. データの安全性はどうなっていますか?
A. ユーザーごとに専用のクラウド環境が割り当てられる「分離設計」を採用しており、個人データが他のユーザーと混ざらない仕組みになっています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
AI社員が実際にメールを送ったり会議を設定したりするのは、かなり実用的な一歩です。営業や事務の定型作業を任せられれば、かなり時間を節約できそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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