
話すだけでEC業務を自動化、「NEXT ENGINE AI」がβテストを開始
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ECバックエンドシステム「ネクストエンジン」を提供するNE株式会社は、AIとの対話を通じてシステム操作を自動化する新アプリ「NEXT ENGINE AI」のオープンβテストを開始したと発表しました。EC事業者が抱える煩雑なバックヤード業務を、自然な言葉で指示するだけで完結させることを目指します。
ポイント
- 1AIとの自然な対話で「ネクストエンジン」の操作を自動代行
- 2ユーザーの業務パターンをAIが学習し、将来的な自律実行を目指す
- 3ECバックヤード業務の「100%自動化」に向けた第一歩
AIとの対話でEC業務が変わる
NE株式会社が、SaaS型ECバックエンドシステム「ネクストエンジン」の新機能として、「NEXT ENGINE AI」のオープンβテストを開始しました。この機能の最大の特徴は、AIとの対話を通じてシステム操作を行える点です。「受注を検索して」「この伝票を更新して」といった自然な言葉で指示するだけで、AIが操作を代行してくれます。
煩雑な操作から解放、業務の平準化へ
EC市場が拡大を続ける一方、受注処理や在庫管理といったバックヤード業務は複雑化し、依然として人の手による細かな調整が必要な場面が多く存在します。今回発表された「NEXT ENGINE AI」は、こうした課題を解決するために開発されました。専門的なUI操作の習熟を不要にし、誰でも迅速かつ簡単に業務を遂行できる環境を提供することで、業務の効率化と平準化を実現します。
「操作代行」から「戦略パートナー」へ
今回のオープンβ版では、対話による操作補助とデータ参照が中心となりますが、これは完全自動化への第一歩と位置づけられています。今後、ユーザーとの対話を通じてAIが業務パターンや意図を学習。将来的には、最適な設定を提案したり、一部の処理を自律的に判断・実行したりする「戦略的成長パートナー」へと進化することを目指しているとのことです。
NEは、この取り組みを通じてEC事業者が煩雑な作業から解放され、より創造的で戦略的な活動に集中できる未来を描いています。なお、正式リリースに向けて、実際の業務環境で検証を行うオープンβモニターを30社程度募集するとしています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
EC業界における“AIアシスタント化”の波が具体的な形になってきました。これまで複雑だった受注や在庫の管理を、会話だけで完結させるという発想は、オペレーションの常識を変える可能性があると感じます。



















