
ジンベイ GenOCR、マスタ補完機能をリリース。FAX注文書をそのまま受注データへ
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ジンベイ株式会社は、AI-OCRサービス「ジンベイ GenOCR」にマスタ補完機能を追加したと発表しました。読み取った文字列を自社の取引先マスタや商品マスタと照合し、正式名称やコードを自動で書き込めます。これにより、FAXやPDFで届く注文書を基幹システムに取り込む際の転記作業を減らせます。複数のマスタ登録やAPI連携にも対応し、受注管理の現場で活用しやすい仕様です。
ポイント
- 11プロジェクトに最大20件のマスタを登録し、1マスタあたり50万行を保持可能
- 2品名と型番など複数項目の組み合わせ照合で、類似品の取り違えを抑制
- 3API連携で読み取ったデータにもマスタ補完を適用し、基幹システムへ直接連携
マスタ補完機能の概要
ジンベイ株式会社は、AI-OCRサービス「ジンベイ GenOCR」にマスタ補完機能を追加しました。この機能は、読み取った帳票の文字列を自社のマスタと照合し、正式な名称やコードを自動で書き込むものです。たとえば、取引先名を取引先マスタと照合して正式な取引先コードを補完したり、品名と型番を商品マスタと照合して商品コードと標準単価をまとめて書き込んだりできます。
1つのプロジェクトに最大20件のマスタを登録でき、1マスタあたり50万行・20列まで保持できます。照合の条件には複数の項目を組み合わせて指定でき、最大3組まで設定可能です。全角と半角、英字の大文字と小文字をそろえ、空白を取り除いたうえで一致率を0~100で判定します。「(株)」を「株式会社」として扱うなど、表記ゆれも吸収します。
補完のモードは、一致率が最も高い候補を自動で書き込む「自動補完」と、候補の提示にとどめる「候補のみ」の2種類です。基準に届く候補がない場合は書き込まれないため、判断が必要なデータだけを人が確認する運用にできます。
API連携で基幹システムに直結
ジンベイ GenOCRはAPI連携に対応しており、社内のシステムから帳票を送って読み取り結果を受け取れます。このAPI連携でもマスタ補完が適用されるため、基幹システム側から見ると、帳票を1本のAPIに渡すだけで自社のコード体系に揃ったデータが返ってきます。これにより、受注管理システムは返ってきたデータをそのまま登録処理に進められます。
たとえば、FAXで届いた注文書を基幹システムからAPIで送る構成にすれば、読み取り・照合・コード変換をシステム間で完結できます。担当者は補完できなかった行だけを確認すれば済むため、確認作業を大幅に減らせます。
ジンベイは2026年6月に類似度ベースでマスタと照合する「辞書変換(類似度)」を提供しており、今回のマスタ補完機能はその拡張版です。複数マスタの同時参照や複数項目の組み合わせ照合、大規模マスタの登録といった顧客の要望に応えました。
活用シーンと期待される効果
マスタ補完機能は、受注管理の現場で特に有効です。注文書がFAXやPDFで届き、担当者が基幹システムに手入力する運用は今も多く残っています。この機能を使うと、明細行ごとに取引先コード・支払条件・商品コード・標準単価が自動で補完されます。マスタにない行は空欄のまま残るため、担当者は特注品などの例外分だけを確認すればよくなります。
受注管理以外にも、購買・調達、物流、製造、経理など、読み取った値を自社のコードに直す場面で幅広く活用できます。たとえば、納品書や請求書の品目を仕入先マスタや品目マスタの正式値へ変換したり、送り状の荷主名や拠点名を標準表記へ統一したりできます。
この機能により、基幹システムへの取り込みエラーの低減、誤登録の防止、確認作業の絞り込み、属人化の解消といった効果を見込めます。特に、複数項目を組み合わせて照合することで、名称の似た別商品や別取引先への誤変換を抑制できます。
Q&A
Q. マスタ補完機能とは何ですか?
A. AI-OCRで読み取った文字列を自社のマスタと照合し、正式な名称やコードを自動で書き込む機能です。
Q. 複数のマスタを同時に使えますか?
A. はい。1つのプロジェクトに最大20件のマスタを登録でき、読み取り項目ごとに参照するマスタを指定できます。
Q. API連携でもマスタ補完は適用されますか?
A. 適用されます。APIで送った帳票にも自社マスタと照合した正式なコードが補完されたデータが返ります。
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O!Productニュース編集部からのコメント
FAX注文書をAPIに渡すだけで自社コード付きで返ってくるのは楽ですね。受注担当の転記チェック、例外分だけで済みそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
