
メルカート、AIが分析から実行まで伴走する「AIエージェント一体型DWH基盤」を構築
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株式会社メルカートは、同社が提供するクラウドECプラットフォーム「メルカート」において、「AIエージェント一体型データウェアハウス(DWH)基盤」を構築したと発表しました。これは、EC担当者が自然言語で問いかけるだけで、売上課題の分析から具体的な施策提案、さらには管理画面内での実行までをAIが一貫してサポートする機能です。データはあるが活用しきれていないEC担当者にとって、意思決定を大きく支援するツールとなりそうです。
ポイント
- 1自然言語での問いかけで、売上課題の分析から施策実行までをAIが一貫サポート
- 2機密情報を保護しつつ、顧客分析に必要なデータを保持する「プライベートDWH」を採用
- 3専門的なコーディングや複雑な操作が不要で、データに基づくPDCAを迅速に回せる
分析・提案・実行を一気通貫で
この基盤の最大の特徴は、単なるデータの可視化や分析に留まらず、具体的なアクションまでをAIと相談しながら完結させられる点です。例えば、「5月の売上課題は?」と問いかけると、AIがセッション数やコンバージョン率(CVR)などのデータからボトルネックを特定します。続いて、その分析結果に基づいた改善策をシミュレーション付きで複数提案。担当者が選択した施策については、「実行」の指示を出すだけで、会員グループの作成や関連商品の設定などをシステム内で自動的に行います。
日常の言葉で使える対話型AI
利用にあたって、専門的なクエリ言語やコードの記述は一切必要ありません。「これを買った人は他に何を見ている?」「このターゲットにクーポンを送ると売上はどう変わる?」といった、日常業務で感じる疑問をそのまま言葉にしてAIに投げかけることができます。これにより、データ分析の専門スキルを持たない担当者でも、データを裏付けとした迅速な意思決定が可能になります。
セキュリティと分析深度を両立する設計
基盤の中核には、自社専用の「プライベートDWH」が採用されています。氏名や詳細な住所などの機密性の高い個人情報は除外(都道府県レベルに匿名化)しつつ、顧客の行動を深く分析するために不可欠な「会員ID」や「エリア特性」といったデータは保持しています。これにより、Googleアナリティクスなどでは把握できない、自社独自の1stパーティデータに基づいた高精度な分析を、安全な環境下で実現しています。
代表取締役社長の渡邉章公氏は、「事業の成長加速にはAI活用が不可欠であり、その深化にはECの重要資産であるデータが必要」と述べ、データを組み合わせて活用する時代への移行を強調しました。メルカートは、獲得した顧客データをDWHに集約し、AIを最大限活用できるCX(顧客体験)プラットフォームへと進化を続けていく方針です。
Q&A
Q. AIエージェント一体型DWH基盤とは何ですか?
A. EC担当者が話し言葉で質問するだけで、売上の課題分析から改善策の提案、そして実際の施策実行までをAIが一貫して支援してくれるシステム基盤です。
Q. 既存のBIツールと何が違うのでしょうか?
A. グラフで数値の変化を見せるだけでなく、「では具体的に何をすべきか」という提案と、その施策を管理画面で「実行する」ところまで自動化できる点が大きな違いです。
Q. 誰を主な対象としていますか?
A. データは蓄積されているが分析や活用が難しいと感じているEC担当者、特にデータ分析の専門スキルに自信がない方に向けて設計されています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
「分析して終わり」ではなく「実行までやってくれる」のが実務的なポイントですね。売上課題の特定からクーポン配信までの流れが、会話一つで完結するのは便利そうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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