
日立、設計ナレッジシステムをHMAX Industryとして提供開始
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株式会社日立製作所は、製造業の設計業務を支援する「設計ナレッジシステム」の提供を開始しました。AIエージェントが技術文書から設計ルールを抽出し、独自の形状認識技術と組み合わせて3次元CADデータをチェックします。熟練者の知識を組織で共有し、設計ルールの確認や検図を支援する仕組みです。日立ハイテクでは、板金・製缶図面の過去3年分の不備案件を対象に、プロトタイプで効果を検証しました。
ポイント
- 1日立が製造業向け設計ナレッジシステムをHMAX Industryに追加
- 2AIが技術文書から設計ルールを抽出し、STEP形式の3次元CADをチェック
- 3日立ハイテクの過去3年分の不備案件を使い、プロトタイプで抽出効果を検証
設計ナレッジシステムの概要
本システムは、熟練者の経験やノウハウ、過去の不具合情報などを記録した技術文書から、AIエージェントが設計ルールを自動抽出します。テキストや図表から抽出したルールを一元管理し、チャットボットから自然言語で検索・参照できます。
蓄積したルールから生成したプログラムと、日立独自の形状認識関数データベースを組み合わせて、STEP形式の3次元形状CADデータを自動チェックし、ルール違反箇所を可視化します。形状認識関数には穴や曲げの取得、距離測定などが含まれます。設計者が自然言語で入力したルールから、形状チェック用プログラムを生成する機能も備えています。
実証テストの結果
日立ハイテクで、板金・製缶図面の検図作業を対象とした事前の実証テストを行いました。公表された結果と条件は次のとおりです。
| 項目 | 実証内容 |
|---|---|
| 使用したシステム | プロトタイプ版 |
| 対象データ | 過去3年分の板金・製缶図面の検図記録に含まれる不備案件 |
| 確認対象 | 曲げ・打ち抜き・切断加工が困難な箇所、寸法不備など |
| 抽出結果 | 対象の不具合箇所を100%自動抽出 |
日立は、不備のある設計データが後工程へ流出する回数を減らす効果を確認したとしています。100%という値は上記の対象データとプロトタイプによる実証結果です。
今後の展開
日立は今後、設計・製造・保守・品質保証の業務を支援するサービスを展開する予定です。設計者の操作や判断の履歴を活用し、ナレッジを自動で蓄積・拡張する仕組みも目指します。
製造BOM(部品表)やBOP(製造工程表)の自動生成、類似形状の検索によるバーチャル試作検証は今後の開発・実装予定です。
Q&A
Q. 設計ナレッジシステムとは何ですか?
A. 技術文書からAIが設計ルールを抽出し、検索・共有や3次元CADの自動チェックに使う、製造業向けの設計支援システムです。
Q. どのCADデータに対応していますか?
A. STEP形式の3次元形状モデルデータに対応し、蓄積した設計ルールと形状認識関数で違反箇所を可視化します。
Q. 100%抽出という実証結果の条件は何ですか?
A. 日立ハイテクの過去3年分の板金・製缶図面の検図記録に含まれる不備案件を対象に、プロトタイプ版で検証した結果です。
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O!Productニュース編集部からのコメント
設計ルールは、チャットボットから自然言語で検索できます。過去のトラブルを確認しながら図面を見直す担当者には、必要なルールを探す入口として使いやすそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
