
Bocek、社内情報を横断検索するAIエージェント「NAYUTA」を本格提供
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Bocekは2026年10月22日、社内情報を横断検索するAIエージェント「NAYUTA(ナユタ)」の本格提供を発表しました。SharePointやBox、Googleドライブなどの資料を読み込み、根拠となる原本とともに回答します。データ変換・エージェント・アナリティクスの3製品と伴走支援を組み合わせ、データの整備から精度検証まで対応します。顧客データと社内データを使った各30問の独自評価では、それぞれ96%と96.7%の回答精度を記録したとしています。
ポイント
- 1Bocekが社内情報を横断検索するAIエージェント「NAYUTA」を本格提供
- 2データ変換・回答・精度評価の3製品と伴走支援をパッケージ化
- 3各30問の評価で96%台を記録。回答には根拠の原本を提示
社内情報のAI活用を阻む「データ」と「測り方」の課題
Bocekは、社内情報をAIで活用する際の課題として、資料が複数システムに散らばっていることや、回答精度を測る基準が決まっていないことを挙げています。
NAYUTAは、データをAIが読める形に整える工程と、精度を測って改善する工程を一つにまとめたサービスです。コンサルタントとエンジニアが、データ変換から精度検証まで伴走します。
「NAYUTA」の概要:3つの製品と伴走支援をパッケージ化
SharePoint・Box・Googleドライブなどの資料をまとめて読み込み、質問に対して根拠となる原本とともに回答します。数万件・数十億文字の資料を扱い、基幹システムやローカルLLMとの連携にも対応するとしています。
パッケージを構成する3製品の役割は次のとおりです。
| 製品 | 役割 |
|---|---|
| NAYUTA データ変換(つくる) | PDF・Word・Excelを一括変換し、文書種類・所管部署・最終更新日などのメタデータを自動付与 |
| NAYUTA エージェント(つかう) | 「絞る・探す・読み切る」を使い分け、根拠となる原本を表示して回答 |
| NAYUTA アナリティクス(はかる) | 精度・使いやすさ・コストを同じ条件で評価し、他ツールとも比較 |
「絞る」では文書の種類や現行版・旧版などの条件で候補を限定し、「探す」でその範囲を検索、「読み切る」で有力な文書の全文を参照します。Claude・Gemini・GPT・Copilotから業務に合うモデルを選択できます。画面やサービス名の変更、資料生成、Teamsスレッドでの返信はオプションです。
出典: Bocek。SharePoint・Box・Googleドライブの資料を取り込み、根拠の原本とともに回答する仕組み。図の精度・情報量は同社の説明です。
1万ファイルを超える2つの検証で回答精度96%台
Bocekが公表した2つの検証結果は次のとおりです。
| 項目 | 大手企業A社の顧客データ | Bocekの社内データ |
|---|---|---|
| 資料 | 1万ファイル超の製品マニュアル・FAQ・規程など | 10302ファイルの議事録・契約書・開発資料など |
| 評価用Q&A | 30問 | 30問 |
| 回答精度 | 96% | 96.7% |
| 比較対象 | 同じ資料・同じ質問で汎用AIツール2種はいずれも60%台 | ― |
実際の業務担当者が、回答を「合っている」1点、「部分的に合っている」0.5点、「合っていない」0点で採点し、合計から精度を算出した同社独自の評価です。96%台は、このデータと質問における結果であり、すべての社内文書や質問に対する精度保証ではありません。社内データの検証方法や誤答分析は、同社CTOの技術記事で公開されています。
導入効果と大手企業A社の事例
大手企業A社のカスタマーサポート部門では、1万ファイルを超える文書の変換とメタデータ付与、問い合わせ業務に合わせたエージェント構築を実施しました。評価用Q&A30問で汎用AIツールと比較しながら改善を重ね、「合っていない」と評価された回答は0件だったとしています。部分正解も採点するため、誤答0件は全問が完全正解したという意味ではありません。
同社は、根拠を探す時間が1件あたり45分から約2分に短縮した例も示しています。社内規程に関する調べものの一例で、効果は業務やデータによって異なります。A社は発表時点で、本番運用に向けた現場検証を進めている段階です。
エンタープライズのセキュリティ要件と提供プラン
NAYUTAは顧客の国内クラウド環境内に構築し、AWS・Google Cloud・Microsoft Azureに対応します。既存の閲覧権限を引き継ぎ、SSOはEntra ID・Google Workspace・Oktaなどに対応します。質問・回答・参照文書を監査ログに記録し、学習に使われない契約形態の生成AIを利用するとしています。提供元のBocekはISO/IEC 27001認証を取得しています。
提供手順とプラン
無料相談、提案、契約、設計、構築、検証、納品の順で進めます。提案までは無料で、設計段階で評価用Q&Aに基づく合格ラインを決め、測定と改善を経て調査レポートとともに納品します。
料金は税抜の目安で、契約期間はサービスによって異なります。
| プラン | 月額料金の目安(税抜) | 内容 |
|---|---|---|
| 顧問プラン | 30万円〜 | AI活用相談・技術選定・社内推進を伴走。開発は含まない |
| 伴走開発プラン | 120万円 | 1つの業務でデータ変換から精度検証まで実施 |
| フルサポートプラン | 240万円 | 複数業務の同時推進から全社展開まで支援 |
導入対象が1業務か複数業務かに加え、開発を依頼するかどうかでも支援範囲が異なります。
Q&A
Q. NAYUTAとは何ですか?
A. 社内資料を横断検索し、原本を根拠として回答するAIエージェントです。データ変換・エージェント・アナリティクスの3製品と、コンサルタント・エンジニアの伴走支援を組み合わせます。
Q. 回答精度96%台はどのように測っていますか?
A. それぞれ1万件超の資料と評価用Q&A30問を使い、業務担当者が正解1点・部分正解0.5点・誤答0点で採点した同社独自の検証です。顧客データで96%、社内データで96.7%と報告しています。
Q. NAYUTAの料金はいくらですか?
A. 税抜月額の目安は、開発を含まない顧問プランが30万円から、1業務のデータ変換から精度検証まで行う伴走開発プランが120万円、複数業務から全社展開を支援するフルサポートプランが240万円です。契約期間はサービスにより異なります。
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O!Productニュース編集部からのコメント
検索エージェントだけでなく、元データの変換と回答精度の評価までをまとめて提供する点が特徴です。30問の採点条件や本番前の検証段階を踏まえ、自社でも対象資料と評価用の質問を用意して、回答と根拠を確認することが導入判断につながります。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

