
博報堂、生成AI画像の類似度を自動判定するチェッカーを企業提供
公開日:
博報堂は、生成AIなどで作成した画像とWeb上の画像の類似性を確認する「画像類似度チェッカー」をクライアント企業向けに提供開始しました。類似画像の検索、意味・構造などのスコア表示、レポート出力に対応し、企業向けにSSOや監査ログも強化しています。著作権侵害の成否を判定するツールではなく、最終的な権利判断は利用企業が行います。
ポイント
- 1博報堂が、生成AI画像とWeb上の画像の類似性を確認する「画像類似度チェッカー」を企業向けに提供
- 2意味・構造などの類似度スコアとレポートで確認記録を残し、SSOや監査ログにも対応
- 3著作権侵害の成否を判定する機能ではなく、最終的な権利判断は利用企業が行う
生成AI活用の拡大で高まるガバナンスニーズ
博報堂は、グループ内の広告クリエイティブ制作で使ってきた画像確認ツールを、クライアント企業にも提供します。生成AI画像と既存画像の類似性を人手で調べる負担や、担当者による確認のばらつきに対応する狙いです。検索結果と判断の記録を残し、企業内の確認プロセスを運用するためのツールと位置づけています。
類似画像の自動検出とレポート出力
チェック対象の画像に対し、Web上の類似画像を自動で検索・表示します。意味や構造など複数の観点で類似度をスコア表示し、検索結果や判定内容をレポートに出力できます。画像の類似性を確認する支援ツールであり、スコアが著作権侵害の確率を示すものではありません。権利処理の要否を含む最終判断は、利用企業が行います。
類似度スコアの表示例。数値は画面の例示で、検索精度や著作権侵害の確率を示すものではありません。出典:博報堂
AIによる画像解析と企業向け管理機能
画像の特徴を生成AIで解析して関連キーワードを生成し、類似画像の検索に利用します。類似度判定には複数のアルゴリズムを用います。発表では検索精度の具体的な評価値や比較条件は示されていません。
企業向け提供にあたり、SSO(シングルサインオン)を含む認証機能と監査ログ機能を強化しました。誰が、いつ、どの画像を確認し、どのような判定結果だったかを記録できます。
導入条件と今後の支援領域
提供対象は、生成AIを広告クリエイティブ制作などで活用するクライアント企業です。料金、契約期間、導入手順の詳細は今回の発表では公表されていません。検索対象の範囲や保存する画像・ログの扱いも、導入時の確認事項となります。
博報堂は今後、HCAI Professionalsの活動として、生成AI利用ガイドライン策定や運用フロー整備、AIリスク管理体制構築への展開も視野に入れています。これらは今後の構想であり、今回のツールに一律で付属する支援とは説明されていません。
Q&A
Q. 画像類似度チェッカーで何ができますか?
A. チェック対象画像に似たWeb上の画像を検索し、意味や構造などの類似度スコアを表示します。結果はレポートに出力できます。
Q. 著作権侵害の有無を判断してくれますか?
A. いいえ。画像の類似性を確認する支援ツールで、著作権侵害の成否は判定しません。最終的な権利判断は利用企業が行います。
Q. 企業内での確認履歴を残せますか?
A. 誰が、いつ、どの画像を確認し、どのような判定結果だったかを監査ログに保存できます。SSOを含む認証機能も備えています。

O!Productニュース編集部からのコメント
類似画像の検索だけでなく、結果と確認履歴を残せる点が企業の制作フローに役立ちそうです。スコアだけで利用可否を決めず、誰が権利判断を行い、必要な確認をどこへ引き継ぐかまで決めておきたいですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

