
GenX AI OCR for SAP HANA、閉域網向け連携パッケージを提供
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GenX株式会社は、生成AIによる帳票読み取り結果をSAP HANAへ連携する導入パッケージ「GenX AI OCR for SAP HANA」をリリースしました。社内ネットワークや閉域網の構成に合わせて接続方式を設計し、一部のユーザー企業で利用が始まっています。SAP側の改修は原則不要ですが、テーブル構成が非常に複雑な場合はSAP側での作業が必要になることがあります。SAP HANAを利用する企業を対象に、個別見積りで提供します。
ポイント
- 1GenX AI OCRの帳票読み取り結果を、社内に閉じたSAP HANAへ連携
- 2SAPのテーブル構成に合わせてデータを分割・整形し、中間サーバー経由で登録
- 3SAP側の改修は原則不要、複雑なテーブルでは作業が必要となり個別見積りで提供
開発の背景
SAPは、受発注・会計・在庫などの基幹データを扱います。GenXは、SAPを社内ネットワークからのみ接続できる環境で運用する企業では、クラウド上のAI OCRとの連携に制約があると説明しています。
AI OCRで帳票を読み取っても、読み取り結果をSAPへ手入力する工程が残ることが課題でした。外部連携のためにSAP側の設定を変える場合には、導入・保守を担うシステム会社への改修依頼と追加費用も発生します。
パッケージの特長
接続方式は、企業ごとの社内ネットワークや閉域網の構成に合わせて設計します。社外からの接続を受け付けない環境では、中間サーバーでクラウドと社内システムの通信を中継します。SAP HANAを社外へ公開せず、社内のデータ連携ツールを通じて登録する構成です。VPN接続と接続元IPアドレスの制限にも、標準のオプションで対応します。
読み取り結果は、SAP HANAのテーブル構成に合わせて分割・整形して受け渡します。SAP側の改修や設定変更は原則不要ですが、テーブル構成が非常に複雑な場合はSAP側の作業が必要になることがあります。DataSpiderなど、システム間のデータ整形・連携を担うミドルウェアを導入済みなら、より円滑に導入できるとしています。
次の図は、1件の伝票を伝票ヘッダー・明細・納入日程のテーブルへ分割するイメージです。
出典:GenX株式会社のプレスリリース。テーブル構成・項目はイメージです。
連携の流れ
帳票データは、次の順序でSAP HANAへ登録します。
- 紙・PDFの帳票をGenX AI OCRで読み取る
- クラウド上で読み取り結果を整形する
- リバースプロキシなどの中間サーバーで中継する
- 社内のデータ連携ツールへ受け渡す
- SAP HANAへ登録する
読み取りから基幹システムへの登録までをつなぎ、読み取り結果を人が打ち直す工程の削減を狙います。
提供条件と今後の展開
パッケージの提供条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | SAP HANAを利用する企業 |
| 価格 | 個別見積り |
価格は導入環境に応じて確認する形です。本パッケージはGenXが独自に開発・提供するもので、SAP SEが提供・認定する製品ではありません。
GenXは今後、医療機関向けシステムなど、社外と直接接続できない基幹システムとクラウドAIをつなぐ導入支援を広げる方針です。今回提供したパッケージの対象はSAP HANA利用企業です。
Q&A
Q. GenX AI OCR for SAP HANAとは何ですか?
A. GenX AI OCRで読み取った帳票データを、社内ネットワークや閉域網の構成に合わせてSAP HANAへ連携する導入パッケージです。
Q. SAP側の改修は必要ですか?
A. 原則不要ですが、テーブル構成が非常に複雑な場合はSAP側での作業が必要になることがあります。接続方式は環境ごとに設計します。
Q. 対象企業と料金はどのように決まりますか?
A. SAP HANAを利用する企業が対象で、価格は個別見積りです。一部のユーザー企業ではすでに利用が始まっています。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
伝票を複数のテーブルへ分割・整形して渡す点は、SAPへの取込方法を検討する担当者にとって、単なる文字読み取りとの違いを把握しやすいですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

