
renue、受注判断と工程計画の組み替えを支援する「受注/工程計画AI」を提供開始
公開日:
株式会社renueは、受注生産を行う製造業向けに「受注/工程計画AI」を提供すると発表しました。引合の原価・見積・納期・受注可否を提示し、受注後の工程計画の組み替えまで支援します。熟練者や生産管理・営業の判断理由を聞き取り、3か月で現場に合わせて構築する方針です。AIが示した根拠を担当者が確認して判断し、計画はCSVで既存の基幹システムへ戻します。料金は公表されていません。
ポイント
- 1引合段階で原価・見積・納期・受注可否を根拠付きで提示
- 2文章指示を制約に変換し、顧客や作業者の定性情報で工程計画を組み替え
- 3熟練者の判断理由を出典付きで整理し、3か月で現場に合わせて構築
サービスの概要
「受注/工程計画AI」は、切削・成形・組立などの受注生産を行う工場向けに、受注判断と工程計画の組み替えを支援する仕組みです。似た過去案件と自社の判断基準から、原価の内訳、見積の目安、納期回答、受注可否を示します。
急な注文の差し込みや前工程の遅れには、文章による指示を計画の制約へ変換して対応します。AIが組み替えた理由と必要なタスクを示し、担当者が根拠を確認して判断する構成です。
データはERP/MES、CRM、HRMから読み込み、組み替えた工程計画はCSVで基幹システムへ戻します。基幹システムの入れ替えを前提とせず、既存の運用へ組み込む方針です。
出典: 株式会社renue。既存システムから情報を読み込み、工程計画とタスクを作成してCSVで戻す連携イメージ。図のデータと画面は例示です。
導入の進め方
renueの担当者が現場に入り、システム内のデータだけでは分からない判断理由や条件を聞き取ります。
| 聞き取り先 | 主な情報 |
|---|---|
| 熟練者 | 過去の引合を受けた理由、見送った理由 |
| 生産管理担当者 | 作業が早く進む人の組み合わせ |
| 営業 | 納期の変更を相談できる顧客と、変更できない顧客 |
| 現場 | 工程ごとの実績時間 |
集めた情報は、誰からいつ聞いたかの出典付きで判断基準に整理します。同社は、受注判断から工程計画の組み替えまでの流れを3か月で現場に合わせて構築するとしています。料金は発表内では公表されていません。
開発の背景
同社は、受注生産の工場では引合への回答と工程計画の調整が日々発生し、熟練者や生産管理担当者の経験に頼る場面が多いと説明しています。顧客ごとの手間、作業者の得意分野、納期変更への対応などは、図面や基幹システムに残っていない場合があります。
本サービスでは、こうした判断理由を聞き取って基準として残し、担当者が交代しても根拠を確かめながら受注判断と工程調整を進めることを目指します。
サービスの特長
主な機能と、担当者が確認できる内容は次のとおりです。
| 機能 | AIが提示する内容 | 確認できる根拠 |
|---|---|---|
| 引合の受注判断 | 原価・見積・納期・受注可否 | 類似案件、自社の判断基準、工程ごとの負荷 |
| 工程計画の組み替え | 指示を「目的・固定・許容・禁止」などの制約へ変換し、計画候補を提示 | 指示、顧客の定性情報、作業者の得意分野や相性 |
| 実行への引き継ぎ | 納期の打診や社内連絡などのタスク、基幹システムへ戻すCSV | 期限・担当・組み替え理由 |
受注可否は「受ける」「条件つきで受ける」「見送る」の3段階で示します。単価が古い外注などには「要確認」を付け、担当者に確認を促します。基準の補正値を変更して再計算することもできます。
工程計画はガントチャートで比較でき、組み替え理由をAIへ質問できます。根拠のない内容には「分かりません」と答える設計です。
想定される効果と今後の展開
同社は、受注判断や工程計画の考え方をそろえ、特定の担当者への依存を減らす効果を想定しています。複数の計画候補を同じ基準で比較し、判断理由を社内に残すことを目指します。
発表には架空の部品工場を題材としたデモもありますが、実際の導入成果を示す数値ではありません。実際の効果は工程の構成やデータの状態によって変わります。
今後は、引合の結果や計画変更の実績を使って判断基準を更新する運用を支援し、業種ごとの基準の型を整えて立ち上げ期間を短縮する方針です。
Q&A
Q. 受注/工程計画AIとは何ですか?
A. 受注生産の工場で、原価・見積・納期・受注可否の提示から工程計画の組み替えまでを支援する仕組みです。担当者が計算根拠を確認して判断します。
Q. 既存の基幹システムを入れ替える必要はありますか?
A. 入れ替えを前提としません。ERP/MES、CRM、HRMからデータを読み込み、組み替えた工程計画をCSVで基幹システムへ戻す方針です。
Q. 導入期間と料金は?
A. 現場での聞き取りから受注判断・工程計画の仕組みを3か月で構築するとしています。料金は公表されておらず、対象工程やデータの状態を確認して相談します。
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O!Productニュース編集部からのコメント
判断基準に聞き取り先と時点を残す点が実用的です。担当者が変わったときも、なぜその基準にしたのかをたどりやすくなりそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

