
AIで営業の“勝ちパターン”を再現、新会社VALTICが「SalesBlade」を提供開始
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営業の属人化という長年の課題に、AIとトップ営業の知見で挑む新会社が誕生しました。株式会社VALTICは、営業の再現性をAIで実現することを目指して創業し、その第1弾プロダクトとして、実践型AI営業支援プラットフォーム「SalesBlade(セールスブレイド)」の提供を開始したと発表しました。
ポイント
- 1キーエンスで19年間培われた営業知見とAIを融合させた新会社「VALTIC」が創業
- 2営業の「経験」や「感覚」を再現可能な“型”に変えるAIプラットフォーム「SalesBlade」を提供開始
- 3トーク自動生成から商談分析まで、営業プロセスを分解して各工程を最適化
属人化する営業を「仕組み」で変革
株式会社VALTICは、「人や企業の想いが、まっすぐに届く未来を。」をミッションに掲げ、新たに事業を開始しました。同社は、多くの企業が抱える「営業担当者の育成に時間がかかる」「トップ営業のノウハウが共有されない」といった、属人化に起因する課題の解決を目指します。
同社の強みは、代表の鍋島慎吾氏が株式会社キーエンスで19年間培ってきた営業組織づくりの知見と、AIによる分析技術を融合させている点にあります。AIによるデータ分析力と、現場で磨かれた“理にかなったやり方”を掛け合わせることで、単なるツール導入に終わらない「成果を出すための仕組み化」を実現するとしています。
AIが営業の“勝ち筋”をリアルタイムで提示する「SalesBlade」
その思想を体現する第1弾プロダクトが、実践型AI営業支援プラットフォーム「SalesBlade」です。このプラットフォームは、営業プロセスを「アポイント」「メール」「商談」「デモ」の4つに分解し、各工程の最適化をAIが支援するものです。
具体的には、業界や企業ごとに効果的なトークを自動生成する「アプローチトーク」機能や、顧客の属性や商談フェーズに応じて最適なメール文面を作成する「パーソナルレター」機能などを搭載。さらに、商談中の顧客の反応をAIが解析し、最適な切り返しトークをリアルタイムで提示する「トリガーフレーズ」機能により、トップ営業の“勝ちパターン”を誰もが実践できるよう支援します。
ツール提供に留まらない伴走型支援も展開
VALTICはプラットフォームの提供に加え、営業プロセス全体の構築を支援するサービスも展開します。キーエンス流のメソッドを基に戦略設計から実行までを伴走する「Sales Drive Partner」や、営業組織の構造改革を手がける「Sales Process Partner」などを通じ、企業の営業活動を多角的にサポートしていく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
キーエンス流の営業ノウハウをAIで仕組み化する試みは、多くの企業の課題に刺さりそうです。単なるツール提供に留まらず、組織全体の変革まで見据えている点がユニーク。今後の導入事例に注目したいですね。















