Polyscape、自律型AI社員を構築できる「IROHA OS」を提供開始
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Polyscape、自律型AI社員を構築できる「IROHA OS」を提供開始

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Polyscapeは2026年10月22日、自律型AI社員を構築・運用する基盤「IROHA OS」の提供開始を発表しました。SlackやMicrosoft Teamsなど、社員が普段使うチャットから業務を依頼できます。企業固有の知識と作業スキルを組み合わせ、専用アカウントや社員ごとの権限で情報の取り扱いを管理します。同社は、社内業務の人手換算工数と、顧客のゲームQAにおける人件費削減を、それぞれの実績として公表しています。

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ポイント

  • 1
    Polyscapeが自律型AI社員の構築基盤「IROHA OS」を提供開始
  • 2
    専用アカウントと社員ごとの権限で、AIが扱う情報を管理
  • 3
    ゲームQAや社内業務の実績を公表し、ピノーレも導入

IROHA OSの概要と提供背景

IROHA OSは、企業や業界の知識・ノウハウを取り込み、業務を実行するAI社員を構築・運用するための基盤です。SlackやMicrosoft Teamsなど、社員が普段使うチャットから依頼できます。

会話や作業を通じて組織の手順やルールを蓄積する仕組みを備えます。メールの受信や会話をきっかけに担当者へ確認・リマインドを行い、社員と協働して業務を進める設計です。

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出典: Polyscape。社員と同じチャット空間で、知識とスキルを組み合わせて働く仕組み。

セキュリティと権限管理の仕組み

外部とのメール連絡やサービス認証には、AI社員専用のメールアドレスを利用します。Google Driveなどの連携サービスには専用アカウントで認証・ログインし、チャット内の業務だけであればメールアドレスなしでも利用できます。これにより、AIが扱える情報を必要な範囲に絞り、誤動作や誤送信が起きた場合でも影響範囲を限定できます。

また、話しかけた社員のアカウントを識別し、その社員の権限に応じて回答内容を変える仕組みを備えています。権限情報はクラウド上に保存され、認証済みのAPI経由でのみアクセスできるため、同社によると、チャットでの指示によって権限を書き換えられない設計です。さらに、利用企業のデータはLLMの学習に使われず、利用終了後は復元不可能な方法で完全に削除することも可能です。

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出典: Polyscape。管理画面の権限設定と、依頼する社員に応じた情報アクセスの例。

知識とスキルの2層構造

IROHA OSは、企業固有のルールや業務情報を蓄積する「知識」と、作業を実行する「スキル」を組み合わせます。メール対応、書類作成、日程調整、契約書レビュー、タスク管理、営業リスト作成、売上・KPI集計、議事録作成などの標準スキルを用意しています。

専用サービスは、一般企業向けのバックオフィス・プロジェクトマネジメント・採用と、ゲーム向けのQA・バランス調整・マスタ整合性チェック・試作・運用・法務一次チェックなどから選べます。企業固有の業務に合わせたスキル開発にも対応します。

料金体系と導入手順

発表された費用の構成は次のとおりです。具体的な金額はリリースに記載されていません。

費用項目内容
初期費用ヒアリング、専用AI社員の初期設定、初期スキルの配備
月額費用一定量のトークン費用とカスタマーサポートを含む。性能に応じて選択
超過トークン費用月額に含まれる量を超過した分のみ課金。性能に応じて選択

利用する人の数に応じたシート課金はありません。発表時点では無料トライアルを実施しており、問い合わせ、ヒアリング、初期設定・スキル配備を経て運用を開始します。

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出典: Polyscape。会話や作業を通じて、ルールや情報の格納場所を蓄積する仕組み。

実績と導入事例

Polyscapeが公表した実績は、社内業務と顧客のゲームQAで評価対象が異なります。

対象期間・条件公表結果
Polyscapeの社内業務2026年9月、3〜5名が利用。全16カテゴリの744件を集計人手換算で約263時間、1.64人月
モバイルゲーム開発企業のスモークテスト導入から約6か月。8名体制から2名体制へ移行対象のゲームQAに関わる人件費を75%削減

社内業務の約263時間は、依頼件数と、人が対応する場合の標準工数に基づく同社の換算値です。導入企業すべてで同じ削減率や工数削減を保証する数値ではありません。

香水ブランド「金熊香水」のピノーレが導入

香水ブランド「金熊香水」を展開するピノーレがIROHA OSを導入しました。受発注・在庫状況の確認や発注時期のリマインド、見積書・請求書の作成、入金状況の確認などを支援します。マーケティングでは、顧客データをもとにした配信リスト作成の自動化に取り組みます。

ピノーレは、PolyscapeとAI調香師「八峰コロン」を共同開発し、マーケティングや広報でも協業してきた企業です。今回の導入では、管理業務をAIに任せ、香りづくりや顧客体験の向上に時間を使うことを目指します。

Q&A

Q. IROHA OSとは何ですか?

A. 社員と同じチャット空間で働きながら、組織のやり方を学んで業務を自律的に実行する企業専用のAI社員を構築するための基盤です。

Q. IROHA OSは通常のチャットボットと何が違いますか?

A. 指示を待つだけでなく、メール受信や会話の内容をきっかけに自ら社員へ確認やリマインドを行い、業務を進める設計です。公式サイトでは、送信や登録などの実行は担当者の確認を取ってから行うと説明しています。

Q. IROHA OSの料金体系はどうなっていますか?

A. 初期費用に加え、AI社員1名ごとの月額費用と、月額に含まれる量を超えたトークン費用がかかります。利用する人の数に応じたシート課金はありません。具体的な金額はサービス窓口で確認する必要があります。

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O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

AI専用アカウントと、依頼する社員ごとの権限を分けて管理する仕組みが特徴です。導入時は、任せる業務と参照できる情報の範囲を具体化し、社内業務の換算工数とゲームQAの削減実績を分けて検討したいところです。

引用元:PR TIMES

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O!Productニュース編集部

この記事の著者

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部は、IT・SaaS・AI業界のニュースをリアルタイムに解析・発信するメディアチームです。ビジネス向けのプロダクトに関する最新情報をなるべく分かりやすく簡潔にまとめてニュースを提供します。
「日本のすべての企業に、AIトランスフォーメーションを。」をミッションに掲げているGigantic Technologies株式会社によって運営されています。
AIに精通し、2017年設立時から企業のDX支援に取り込んでおり、十分な実績とノウハウを元に情報を発信しています。
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