
Boomi、AIエージェントの接続・承認・費用を管理する基盤を強化
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Boomi, LP.とBoomi株式会社は、AIエージェントの接続や実行を管理する「Agent Control Plane」を軸に、プラットフォームの機能強化を発表しました。米国時間9月1日の発表について、10月14日に日本語訳を公表しています。外部のAIエージェントを含む利用状況の可視化、業務システムへの接続、人による承認、トークン使用量の管理を組み合わせます。社内環境でのエージェント実行とモデル持ち込みは、公式サイトで早期アクセスへの申請を案内しています。
ポイント
- 1複数ベンダーのAIエージェントを可視化し、基幹システムへの接続と実行を統制
- 2AIゲートウェイで利用制限とトークン使用量を管理し、高リスク処理には人の承認
- 3社内環境でのエージェント実行とモデル持ち込みは、早期アクセスへの申請を案内
AIエージェントと基幹システムの間で実行を管理
Agent Control Planeは、AIエージェントと基幹業務システムの間で、接続や実行を管理する基盤です。Boomi製だけでなく、他社製やオープンソースのフレームワークで構築したエージェントも対象としています。
エージェントやツールの利用を可視化し、業務システムに対して何を実行できるかを管理します。プラットフォームはクラウド、VPC、オンプレミスへの配置を想定しています。ただし、自社ランタイムでのエージェント実行とBYOMは、公式サイトが早期アクセスの対象として案内しており、一般提供と区別する必要があります。
可視化・接続・承認を組み合わせる6つの機能
今回の発表では、エージェントの管理から業務データへの接続、開発・実行まで、次の6つの用途を説明しています。
| 用途 | 関連する機能と役割 |
|---|---|
| エージェントの行動管理 | Agent Control Planeが可視化を担い、Boomi AI GatewayでID・利用制限を適用。高リスク処理は承認まで保留 |
| 基幹システムとの接続 | Boomi ConnectがMCPサーバー・ツールを提供。呼び出しを認証・記録・計測 |
| 社内環境での実行 | Boomi Runtimeで自社環境へエージェントを配置する機能は早期アクセス |
| 業務データを根拠にした応答 | Agent Contextで、承認された業務定義とデータの来歴を参照 |
| 業務フローの構成 | Boomi Orchestrateで自然言語の指示から複数システムにまたがるフローを構成し、本番前にテスト・レビュー |
| 開発・評価 | Agentstudio APIやCompanionスキル、Agent Trust Scorecardによる拡張・信頼性評価 |
可視化する管理基盤と、通信や実行を制御するゲートウェイを組み合わせる構成です。トークン使用量の把握や利用制限は費用管理を支援しますが、発表では今回の更新による一律の削減率は示していません。
社内実行とモデル持ち込みは早期アクセス
Boomi Runtimeは、業務処理の実行環境をクラウド、企業のプライベートネットワーク内、指定したリージョンなどに配置するための基盤です。エージェント処理とツール呼び出しを自社環境内で実行する機能について、公式サイトは早期アクセスへの申請を案内しています。
早期アクセスは、Boomi Agentstudioで作成したエージェントの自社ランタイムへの配置と、モデル持ち込み(BYOM)が対象です。参加者はランタイムを導入し、エージェントを配置して、自身のモデル提供元アカウントを接続します。
早期アクセス中のBYOM対応先はAnthropic、OpenAI、Google(Gemini)です。推論には利用企業の認証情報、利用枠、契約条件を使用します。発表では今後の対応拡大も示していますが、任意のモデルをすべて利用できるという意味ではありません。
業務部門とIT部門でフローを確認
Boomi Enterprise Platformでは、自然言語の指示から、複数システムにまたがる業務フローを構成します。業務ロジックを示すビジネスビューと、実装を示すテクニカルビューの両方で確認し、本番稼働前にテストやレビューを行う段階を設けています。
業務部門とIT部門が、エージェントに実行させる処理を同じフローで確認するための仕組みです。APIや開発者向け機能による拡張、信頼性の評価も組み合わせます。発表のROIに関する説明は活用の狙いであり、今回の更新による投資回収額の実測結果ではありません。
背景にあるガバナンスと費用管理の課題
Boomiは発表の背景として、AIエージェントの行動や費用を把握し、監査で説明する必要性を挙げています。発表が引用するGartnerの2026年5月の予測では、2027年までに企業の40%が、本番環境のインシデント後に判明したガバナンス不足を理由に、自律型エージェントの権限を縮小するか運用を停止するとしています。これは将来予測で、すでに40%が停止したという実績ではありません。
また、FinOps Foundationの2026年調査は、年間830億ドル超のクラウド支出を管理する1192人を対象とし、98%がAI支出を管理していると回答しました。2年前の31%との比較は、この調査に関する数値です。Boomiの製品導入率や、導入後のコスト削減効果を示すものではありません。
Q&A
Q. Agent Control Planeとは何ですか?
A. AIエージェントと業務システムの間で接続・実行を管理する基盤です。他社製エージェントの可視化や統制も対象にしています。
Q. 自社環境でのエージェント実行は一般提供されていますか?
A. 自社ランタイムでの実行とモデル持ち込みは早期アクセスの対象です。公式サイトからアクセスを申請する形で案内しています。
Q. コストと承認はどのように管理しますか?
A. AIゲートウェイでトークン使用量や利用制限を管理し、リスクの高い処理は人の承認まで保留する仕組みを組み合わせます。
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O!Productニュース編集部からのコメント
高リスクの処理を人の承認まで保留できるため、情シス担当者がAIエージェントに任せる業務の境界を決める際に役立ちそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
