リョダン・システムズ、Hermes向け保護プラグイン「Mordred」を公開
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リョダン・システムズ、Hermes向け保護プラグイン「Mordred」を公開

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リョダン・システムズ(Ryodan Systems AG)は、Hermes Agent向けのプライバシー保護プラグイン「Mordred(モードレッド)」を公開しました。利用者が許可するモデルや通信経路を設定し、プラグインのコードでリクエストを制御します。AIエージェントの外部通信や保存情報を管理したい法人利用を想定しています。MITライセンスのアルファ版で、macOSとLinuxでは利用できる暗号化機能に違いがあります。

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ポイント

  • 1
    リョダン・システムズがHermes Agent向けの保護プラグイン「Mordred」を公開
  • 2
    許可するAIモデルや通信経路を設定し、コードでリクエストを制御
  • 3
    MITライセンスのアルファ版として提供、macOSとLinuxで保護範囲に差

Hermes Agentの通信と保存情報を制御

リョダン・システムズ(Ryodan Systems AG)は、AIエージェント「Hermes Agent」向けのプライバシー保護プラグイン「Mordred(モードレッド)」を公開しました。MITライセンスのオープンソースとしてGitHubとPyPIで提供しています。発表時のバージョンはアルファ版のv0.2.0a0です。

Hermesが外部モデルを呼び出す際の送信先や、ツールの通信経路を、利用者が定めたルールで確認します。プロンプトへのお願いではなく、プラグインのコードで通信や操作を判定する仕組みです。許可していないプロバイダーへのリクエストを送信前に止め、鍵の保護や保存情報の暗号化も担います。

1つのプラグインを構成する6つの要素

公開READMEによると、現在は1つのMordredプラグインに6つのコンポーネントをまとめています。Hermes上での有効・無効の切り替えは一体ですが、それぞれの動作条件を設定できます。

コンポーネント主な役割
llm_guardStrictモードのモデル・送信先確認
keyvaultSecure Enclave/TPMを使う鍵管理
networkTor・VPN・直接接続の経路管理
e2eSlack・Discordの指示と応答の暗号化
privacy_checkスキルの要件検査、通信ポリシーと監査ログ
wizard設定を案内するCLI

Strictモードでは、検証できないプロバイダーへの送信を拒否します。Web検索以外のツールによるインターネット利用については、既定で実行前の承認を求めます。

対応OSで異なる保護範囲と制約

対応環境はmacOSとLinuxで、Python 3.11以降とHermes Agent 0.13.0以降を必要とします。Windowsとモバイルには対応していません。公開READMEが示す保護範囲は次のとおりです。

環境鍵の保護設定・記憶・ワークスペースの保存時暗号化
macOSSecure Enclave対応
LinuxTPMによるkeyvault一般の保存時暗号化対象は無効

公開仕様では、MordredをOSレベルのサンドボックスとは位置づけていません。連携したHermesの処理を制御する仕組みであり、スキルによる直接のソケット通信や、フックを通らない外部プログラムの通信などは保護境界の外にあります。プラグインを削除すれば、その制御も動作しません。

暗号化チャットや保存情報の保護は、有効化した機能と対応環境に依存します。機密資料を扱う前に、状態確認コマンドで実際に有効な保護を確認する必要があります。

法人業務での利用例とブラウザのラボ

同社は、社内資料や契約書の要約、顧客対応の下書き、サーバーログの調査などを利用場面に挙げています。送信先のモデルと通信経路を選び、利用者が許可した範囲でHermesを動かす使い方です。

公式サイトのラボでは、Strict・Lenient・Offのポリシーと操作を選び、リクエストがどのように判定されるかを確認できます。インストールせずに試すための画面で、実際の運用環境における保護の確認とは別です。

https://storage.googleapis.com/oproduct-bucket/articles/part/image/69751_1791461019.webp

出典: リョダン・システムズ(ブラウザのラボ画面のイメージ。ポリシーと操作を選び、リクエストの判定例を確認します)

導入後に設定と有効な保護を確認

Hermes Agentを準備したうえでMordredをインストールし、セットアップで通信経路や鍵を設定します。インストールだけでは設定は完了しません。次に状態確認を行い、必要な保護機能が有効であることを確認してからHermesを利用します。

アルファ版として提供されているため、対応環境と保護対象は公開ドキュメントで確認する必要があります。GitHubのREADMEには、利用者向けのQuickstartや設定・運用ガイドへのリンクがあります。

Q&A

Q. Mordredとは何ですか?

A. Hermes Agentが使うモデルや通信経路をルールで制御する保護プラグインです。MITライセンスのアルファ版として公開されています。

Q. macOSとLinuxで同じ暗号化機能を使えますか?

A. 同じではありません。公開READMEでは、設定・記憶・ワークスペースの一般的な保存時暗号化はmacOS向けで、Linuxでは無効と説明しています。

Q. すべての外部通信を止められるのでしょうか?

A. いいえ。Hermes内で連携した処理を制御しますが、OSのサンドボックスではありません。直接のソケット通信などは保護範囲の外です。

関連リンク

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

状態確認で有効な保護を見られるので、情シスが導入前に設定を確かめる手がかりになりますね。必要な制御が働いているかを確認してから使いたいです。

引用元:PR TIMES

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O!Productニュース編集部

この記事の著者

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部は、IT・SaaS・AI業界のニュースをリアルタイムに解析・発信するメディアチームです。ビジネス向けのプロダクトに関する最新情報をなるべく分かりやすく簡潔にまとめてニュースを提供します。
「日本のすべての企業に、AIトランスフォーメーションを。」をミッションに掲げているGigantic Technologies株式会社によって運営されています。
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