
SHIFT、ノープロンプトAI「天才くんfor情シス」を発表。定型業務を効率化し“攻めの情シス”へ
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株式会社SHIFTは、情報システム部門(情シス)の業務に特化したノープロンプト生成AIツール「天才くんfor情シス」の提供を開始しました。セキュリティチェックや社内問い合わせ対応といった、日々の煩雑な業務をAIで効率化。企業のDX推進を担う情シス部門が、より生産的で創造的な業務に集中できる「攻めの情シス」への変革を後押しします。
ポイント
- 1セキュリティチェックなど、情シス特有の煩雑な業務をAIが代行
- 2専門知識不要の「ノープロンプト」で、誰でも直感的に利用・カスタマイズ可能
- 3SHIFT社内で生産性1.5億円向上の実績を持つ「天才くん」がベース
“情シスのジレンマ”をAIで解消
株式会社SHIFTが、情シス部門の業務効率化を支援する生成AIツール「天才くんfor情シス」の提供を開始したと発表しました。このツールは、同社が開発・提供するノープロンプト生成AI「天才くん」シリーズの新たなラインナップとして、情シス特有の業務に焦点を当てています。
多くの企業でIT戦略やDX推進の中核を担う情シス部門ですが、実際にはITインフラの保守やヘルプデスク業務、セキュリティ対策といった日々の膨大な定型業務に追われているのが実情です。特に、新たに導入するITツールが自社のセキュリティ基準を満たしているかを確認する「セキュリティチェックシート」の照合や回答は、数百項目に及ぶこともあり、大きな負担となっていました。こうした状況は、本来注力すべき戦略的な業務を圧迫する「情シスのジレンマ」とも呼ばれています。
具体的な業務をテンプレートで自動化
「天才くんfor情シス」は、こうした課題を解決するために開発されました。例えば、「自社セキュリティ基準照合さん」や「他社セキュリティチェック回答さん」といったテンプレートを使えば、労力のかかるセキュリティチェック業務をAIが基準に沿って代行します。また、「情シス問い合わせくん」が現場からの一次問い合わせに対応するなど、日々の業務を強力にサポートする8種類の特化型テンプレート(リリース時点)が用意されています。
ベースとなっている「天才くん」は、もともとSHIFT社内の生産性向上を目的に開発されたツールです。社内導入後、約1年で従業員の利用率は90%を超え、年間約1.5億円の生産性向上効果を上げています。専門的なプロンプト知識がなくても直感的に使えるインターフェースが特徴で、企業ごとの業務プロセスに合わせてユーザー自身が容易にカスタマイズできる汎用性も備えています。料金体系は初期費用や基本料金がかからない従量課金制で、スモールスタートしやすい点も魅力です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
情シスの業務は「守り」から「攻め」へ、と言われて久しいですが、日々の問い合わせやチェック業務に追われるのが現実。「あるある」な悩みに寄り添ったツールは、DXの真の推進力になりそうですね。

















