
データ基盤構築は不要、AIが意思決定を支援する「primeBusinessAgent」が登場
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株式会社primeNumberは、データに基づく企業の意思決定を支援するエージェント型AIソリューション「primeBusinessAgent」を11月26日より提供開始すると発表しました。多くの企業がAI活用の前提となるデータ整備に課題を抱える中、データ基盤の構築を自社で行うことなく、迅速にデータ活用を始められる点が特徴です。
ポイント
- 1データ基盤の構築が不要で、小規模な組織でも迅速にAI活用を開始できる
- 2第一弾として、収益向上に直結するセールス・マーケティング領域向けに提供
- 3既存のSFA/CRMなど多様なサービスと連携し、社内に散らばるデータを統合
AI活用の「データの壁」を乗り越える新提案
ChatGPTなどの普及でAI活用のニーズは高まっていますが、多くの企業では社内データが整備されていない「データの壁」が導入の障壁となっています。PwC Japanの調査でも、生成AI導入の効果が期待を下回った企業の約3割が、データの品質に問題があったと回答しています。
今回primeNumberが発表した「primeBusinessAgent」は、こうした課題を解決するために開発されました。データ活用の専門家集団である同社がデータ基盤の構築を担うため、利用企業は自社で基盤を持つことなく、スピーディーにデータとAIを活用した意思決定が可能になります。
多様なデータを連携し、ビジネスの力に
このソリューションは、同社が提供するクラウドETL「TROCCO」を活用することで、CRMやSFAといった既存の業務システムとスムーズに連携できます。特定のサービスに限定されず、企業が持つ多種多様なデータを統合し、AIが利用できる環境を素早く構築できるのが強みです。
第一弾として、セールス領域向けの「primeSalesAgent」とマーケティング領域向けの「primeMarketingAgent」の提供が始まります。これにより、企業のAIネイティブな事業成長を強力に支援するとしています。
営業とマーケティングの属人化を解消
「primeSalesAgent」は、商談の状況や議事録などをAIが分析し、受注確度を高めるための次の一手を自動で提示します。トップセールスの知見を基にしたフィードバック機能もあり、組織全体の営業力強化と属人化からの脱却を後押しします。
一方、「primeMarketingAgent」は、社内に散在するマーケティングと営業のデータを統合し、投資対効果(ROI)を可視化。表記揺れの多い役職名などをAIが自動で名寄せする機能も備え、再現性の高いマーケティング戦略の立案をサポートします。primeNumberは今後も、あらゆるデータをビジネスの力に変える世界の実現を目指す方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
AIを使いたいがデータが整っていない、という多くの企業が抱えるジレンマに応えるサービスですね。特にデータ基盤を自社で構築する体力がない中小企業にとって、データドリブンな経営への大きな一歩となりそうです。

















