
スタディスト、暗黙知をAIで形式知化する「Teachme Knowledge」提供開始
公開日:
株式会社スタディストは2026年10月6日、AIナレッジベース「Teachme Knowledge」の提供を開始しました。作業動画や文書などをAIが整理・要約し、自然な言葉での質問に回答します。回答の出典を確認でき、公開範囲を指定したノートとして知識を共有できます。熟練者の知識の継承や、社内資料を探す業務を支援する製品です。
ポイント
- 1動画や文書をAIが整理・要約し、熟練者の知識を共有する新サービス
- 2自然な質問への回答で出典を一覧表示し、元の資料から内容を検証
- 3AIの回答を公開範囲付きのノートに残し、次の担当者へ知識を継承
動画や文書から社内の知識を整理
Teachme Knowledgeは、作業動画やマニュアル、報告書などに記録された知識を、AIが構造化・要約するナレッジベースです。熟練者の作業のコツも、こうした資料をもとに言語化します。
資料をアップロードすると、AIが内容の関連性をもとに整理します。利用者がフォルダの分類を続ける負担を減らし、引き継ぎや新人教育に使える知識を蓄積します。頭の中の知識を入力なしに取り込む仕組みではなく、動画や文書などの情報をもとに処理する製品です。
出典を確認し、回答をノートとして共有
利用者は、キーワード検索に加えて、業務・拠点・時期などの条件を組み合わせて情報を絞り込めます。自然な言葉で質問すると、AIが複数の資料や過去の事例を横断して回答します。
回答の根拠となる出典を一覧で確認し、原文で内容を検証できる点が特徴です。専門用語や部署ごとの言い回しも、AIが説明します。
回答は公開範囲を指定したノートにまとめられます。一度の問い合わせで得た情報を、次の担当者が利用する知識として共有する流れです。
知識の蓄積・質問・共有を示す発表元の概念図です。出典:スタディストの発表(PR TIMES)
提供中の機能と開発中の連携
公式ページと発表では、提供中の機能と開発中の機能を次のように区別しています。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 提供中 | 資料のAI整理・要約、質問回答、出典の確認、ノート共有 |
| 開発中 | 外部ストレージとの接続、更新検知・差分把握・バージョン管理 |
| 開発中 | Teachme Biz・Teachme Processとの連携、マニュアル作成・更新の提案 |
Teachmeシリーズとの連携は、記事公開時点で開発中です。蓄積した知識とマニュアルの横断検索や、業務プロセスの更新への活用を予定していますが、内容は変更される場合があります。
10月6日から提供、料金は問い合わせ
提供開始日は2026年10月6日です。公式ページには固定の料金額は掲載されておらず、利用人数や課題に応じたプランを問い合わせる形式です。
開発の背景として、スタディストは現場の知識が特定の人に偏る課題を挙げています。同社が2026年8月に実施したインターネット調査では、製造業・従業員100名以上の企業のリーダー職以上300名のうち、91.3%が業務に必要な知識・ノウハウを特定の人しか知らない状態だと回答しました。この数値は調査対象者の回答であり、全企業の状況を示すものではありません。
Q&A
Q. Teachme Knowledgeとは何ですか?
A. 作業動画や文書をAIが整理・要約し、社内の知識を検索できるナレッジベースです。質問への回答では出典も確認できます。
Q. 得られた回答をほかの担当者と共有できますか?
A. AIの回答を、公開範囲を指定したノートにまとめられます。次の担当者が利用できる知識として蓄積・共有する仕組みです。
Q. Teachme Bizとの連携は利用できますか?
A. Teachme BizやTeachme Processとの連携は開発中です。マニュアルの横断検索や更新提案を予定していますが、内容は変わる場合があります。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
回答の出典を一覧で確認できる点が助かります。現場の判断に使う前に、元の報告書や手順書を読み返す流れに組み込めそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

