
ヘッドウォータース、法改正対応のシステム改修コストを削減する「AI-Rule as Code」を提供開始
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株式会社ヘッドウォータースは、法規制や業界基準をプログラムとして構造化し、法改正時の影響分析やシステム改修を自動化する「AI-Rule as Code(AI-RaC)」ソリューションの提供を開始しました。製造や金融など規制産業では、法改正のたびに数千万円から数億円規模のコストが発生することが課題です。このソリューションは、そうした繰り返し発生するコストを構造的に圧縮することを目指します。
ポイント
- 1法令や規制の文章をAIで解析し、システムが扱える形式に変換する
- 2ルールをコード化することで、法改正時の影響範囲の特定や改修を自動化する
- 3将来的には、AIエージェントが安全に動作するための判断ルール基盤としても活用できる
法改正対応の構造的課題を解決
製造業や金融業、自動車業界などの規制産業では、法令や業界基準が変わるたびに、影響調査や仕様変更、システム改修、テスト、監査対応といった一連の作業が発生します。この対応には、案件によって数千万円から数億円ものコストがかかり、法改正のたびに繰り返し発生する構造的な問題があります。
また、法務部門、業務部門、IT部門の間で解釈がずれると手戻りが起こりやすく、対象となる製品や拠点が増えるほど負担が大きくなる傾向があります。ヘッドウォータースは、こうした課題に対して、ルールそのものを構造化し、再利用可能な形で管理するアプローチを提案します。
3つのコンポーネントで構成されるAI-RaC
AI-RaCソリューションは、3つのコンポーネントで構成されます。
1つ目は「ルール構造化エンジン」です。Anthropic社の「Claude」を活用し、自然言語で書かれた法令や規制文書を解析。条件分岐や判定ロジックを機械可読なJSONやコードに変換します。構造化されたルールは共通資産として蓄積でき、同一の規制に準拠する複数の製品や事業部門へ横展開できます。
2つ目は「自動判定・適合確認システム」です。構造化されたルールに対して製品仕様などのデータを入力すると、適合性確認の一次評価を自動化します。判定ロジックをコードとして管理するため、「この判定がどの規制要件に基づくか」といった根拠のトレーサビリティも確保できます。
3つ目は「ルール更新・配信プラットフォーム」です。法改正時にはClaudeが変更点の抽出や影響範囲の整理を支援し、既存のルールへの反映案を作成します。ルールの変更履歴はバージョン管理され、どの規制がどう変更され、どのシステムに反映されたかを追跡できます。
今後の展望
ヘッドウォータースは、導入実績を通じて業界別のルールライブラリを体系的に拡充する計画です。構造化済みのルールが蓄積されるほど、新規導入時の工数が減少し、導入期間の短縮やコスト低減が進むとしています。
また、同社は規制産業に顧客基盤を持つSierやコンサルティングファームとのアライアンスも視野に入れており、パートナー企業の業界知見と組み合わせることで、単独では難しい業界への展開を加速する考えです。
Q&A
Q. AI-Rule as Codeとは何ですか?
A. 法規制や社内ルールを、AIやシステムが扱えるコードの形に変換し、法改正時の影響分析やシステム改修を自動化するソリューションです。
Q. このソリューションで具体的に何が変わるのですか?
A. 法改正のたびに発生していた影響調査から改修までの一連の作業を自動化し、人手による手戻りやコストを削減します。
Q. どのような企業が導入を検討すべきですか?
A. 製造、金融、自動車など、法規制の影響を頻繁に受ける規制産業の企業が主な対象です。
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O!Productニュース編集部からのコメント
法改正のたびに数千万円かかるシステム改修が、構造化されたルールの更新で済むようになると、コンプライアンス担当の負担はかなり減りそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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