すべて
タグ
Shippio、貿易業務の請求書チェックをAIが代行する「AIインボイス照合」を提供開始
アップデート
AI関連

Shippio、貿易業務の請求書チェックをAIが代行する「AIインボイス照合」を提供開始

公開日:

貿易DXを推進する株式会社Shippioは、同社が提供する貿易管理クラウド「Shippio Platform」において、新たに「AIインボイス照合機能」の提供を開始したと発表しました。この機能は、発注内容とインボイス(請求書)の情報をAIが自動で照合するもので、従来は目視で行われていた煩雑な作業を最大で80%削減できるとしています。

この記事をシェア

ポイント

  • 1
    AIが発注内容と請求書を自動で照合し、数量や金額の不一致を即座に検出
  • 2
    従来の目視確認にかかっていた作業工数を最大80%削減する効果を見込む
  • 3
    導入企業からは工数削減に加え、「心理的な負担」の軽減効果も報告されている

AIが面倒な目視チェックから担当者を解放

Shippioが新たに提供を開始した「AIインボイス照合」は、貿易業務における大きな負担となっていた請求書のチェック作業を自動化する機能です。AIエージェントが発注データとインボイスの内容を即座に照合し、数量・単価・金額などの不一致を速やかに検出します。

貿易業務では、発注内容と請求情報の照合が不可欠ですが、これまでは担当者が目視で確認するのが一般的でした。サプライヤーごとに書類のフォーマットが異なったり、品目数が多かったりすると、確認漏れや過剰支払いのリスクがあり、担当者にとって大きな負担となっていました。今回の新機能は、こうした課題を解決するために開発されたものです。

導入企業では80%の工数削減も

本機能の特徴は、大幅な工数削減だけではありません。確認項目が一覧で表示されるためチェック漏れのリスクを減らせるほか、サプライヤーごとに異なるインボイスのフォーマットを標準化されたレイアウトで確認できるため、作業がスムーズになります。

実際にトライアル導入した株式会社ゴンチャ ジャパンでは、1件あたり10分かかっていた作業が約2分に短縮され、約80%の工数削減を実現したとのことです。また、株式会社アナナスジャパンからも、作業工数が半減したことに加え、フォーマットの標準化による「心理的な負担」の軽減という効果が大きかったとの声が寄せられています。

Shippioは今後もAIを積極的に活用した開発を加速させ、貿易業務の自動化を通じて業界全体の生産性向上に貢献していく方針です。なお、新機能の詳細を解説するウェビナーが2025年11月27日に開催される予定です。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

貿易DXは効率化が注目されがちですが、煩雑な作業からの解放という「心理的効果」も大きいですね。現場担当者のストレスが減れば、より創造的な業務に集中でき、企業全体の生産性向上にもつながりそうです。

この記事をシェア

関連ニュース

請求書受領サービスのプロダクト

この記事を読んだ人はこんなタグにも興味があります

この記事をシェア