
krewシリーズにAI機能β版が登場、会話感覚でkintoneのデータ加工やグラフ生成が可能に
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メシウス株式会社は、業務改善プラットフォーム「kintone」のプラグイン「krewシリーズ」にAI機能を搭載したβ版を、同社が新たに公開した「AIラボ」で提供開始したことを発表しました。これにより、日常会話のような自然な言葉で指示するだけで、kintone上のデータ加工やグラフ作成が自動で行えるようになります。
ポイント
- 1日常会話のような指示で、データ集計フローやグラフを自動生成するAI機能を搭載
- 2大規模利用を支援する管理者向けプラグイン「krewDataマネジメントプラグイン」も提供
- 3複数人での同時編集をスムーズにする「krewSheetリアルタイム共同編集」機能を追加
「予実対比が見たい」と話すだけでデータ処理が完了
今回発表されたAI機能は、kintoneプラグインの「krewData」と「krewDashboard」に搭載されます。ユーザーが「予算と実績を照らして対比を見たい」「商談の月別推移を見たい」といったビジネス要件を会話形式で入力するだけで、AIが最適なデータ編集フローやグラフを自動で生成してくれるのが最大の特徴です。これまでプラグインの詳細な設定方法が分からずに困っていたユーザーでも、直感的な操作で高度なデータ活用が可能になります。
生成されたフローやグラフは、AIとの対話を続けることで修正できるほか、ユーザー自身で微調整することも可能です。AIがどのような処理を行ったかを確認できるため、krewDataの操作を学習するツールとしても役立つとされています。
ユーザーと共に創る「AIラボ」とエンタープライズ向け新機能
これらのAI機能は、メシウスが研究・開発中の最新技術をユーザーに試してもらい、製品開発に活かすための取り組み「AIラボ」を通じて提供されます。なお、AI機能のβ版は、契約ユーザー向けに30日間のトライアルとして申し込み制で利用できます。
また、今回のアップデートではAI機能に加え、エンタープライズでの活用を促進する新機能もβ版として公開されました。「krewDataマネジメントプラグイン」は、kintoneドメイン内のデータ編集フローや実行状況を一元管理し、組織全体の統制を強化します。さらに「krewSheet」には、複数ユーザーの編集状況をリアルタイムで可視化する共同編集機能が追加され、同時作業時のデータ更新エラーといった課題の解消が期待されます。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
Excelの関数やピボットテーブルに詳しくなくても、「こうしたい」と伝えるだけでデータが整形される世界が近づいていますね。専門家でなくてもデータ活用が進む、大きな一歩になりそうです。











