
AIが「我が社のデータ分析官」に。次の打ち手を示す『Power ROI-AI navi』先行提供開始
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株式会社パワー・インタラクティブは、マーケティング組織のデータ活用を支援する対話型AIアシスタント『Power ROI-AI navi』の先行提供を開始したと発表しました。自然言語での対話を通じて、散在するマーケティングデータを分析し、具体的な改善策まで提案するツールで、2026年1月の正式リリースを予定しています。
ポイント
- 1話し言葉で質問するだけでAIがデータ分析と改善案を自動生成
- 2GA4やMA、CRMなど、社内に散在するデータを横断的に分析
- 3ローカル環境でデータ連携が可能で、企業の機密情報を守る設計
まるで社内に「データ分析官」がいるような体験を
パワー・インタラクティブが先行提供を開始した『Power ROI-AI navi』は、生成AIとデータ連携基盤を組み合わせた対話型のAIアシスタントです。マーケティング担当者が「先月の広告キャンペーンで最も効果があったのは?」といった質問を自然な言葉で投げかけるだけで、AIが社内の関連データを横断的に分析し、回答と具体的な改善提案を自動で生成します。SQLのような専門知識は一切不要で、煩雑なデータ集計やレポート作成作業から担当者を解放し、より戦略的な業務への集中を促します。
マーケティングの「なぜ」に答える
多くの企業では、アクセス解析ツールやMA(マーケティングオートメーション)、SFA/CRMといったシステムごとにデータが分散する「データサイロ」状態が課題となっています。これにより、施策全体の投資対効果(ROI)を正確に把握し、経営層に説明することが困難でした。『Power ROI-AI navi』は、こうした課題に対し、AIとの対話を通じて根本的な解決を目指すソリューションです。
セキュリティと拡張性を両立
同サービスの大きな特徴は、企業のセキュリティ要件に対応している点です。顧客のローカル環境でのデータ連携を可能にし、機密情報がAIモデルの学習に使用されない設計となっています。データは処理が完了次第、速やかに削除される仕組みです。また、CData社のデータ連携基盤「MCP Server」を活用することで、Google Analytics 4をはじめとする400種類以上のデータソースとノーコードで接続。マーケティング活動全体のデータを包括的に分析できます。
リスクなく試せるPoCプログラムも提供
同社は本格導入の前に、AIの精度や効果を体感できる1ヶ月間の「PoC(AI精度検証)プログラム」も用意しています。このプログラムを利用し、その後本格導入に至った場合、PoCの費用は初期費用から全額相殺されるため、企業は実質的なリスクなくAI活用の第一歩を踏み出すことが可能です。詳細は同日公開されたティザーサイトで確認できます。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
データ分析の専門家がいなくても、AIとの対話で次の打ち手が見えるのは心強いですね。特に、大企業が導入をためらう要因となりがちなセキュリティ面への配慮がなされている点は、普及の追い風になりそうです。