
ギリア、3Dモデルから知識を構造化する「GHELIA AutoDeck」を発表
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ギリア株式会社は、マルチモーダルLLMを活用し、設計にまつわる散在したデータをナレッジとして蓄積・活用できるプラットフォーム「GHELIA AutoDeck」の提供を開始しました。製造業では、属人化した設計ノウハウの消失が深刻な課題となっています。本プラットフォームは、CAD図面やCAEシミュレーション結果など非構造データを自動で解釈し、説明文を生成することで、暗黙知を形式知に変換します。2026年7月の「ものづくりワールド東京」でもデモ展示が行われる予定です。
ポイント
- 1マルチモーダルLLMでCAD/CAEデータを自然文に変換し蓄積
- 2暗黙知の形式知化により、設計意図・失敗事例まで瞬時に横断検索
- 3オンプレミス稼働で企業データ秘匿性を確保、7月展示会でデモ実施
設計ナレッジの散在を解消する基盤
製造現場では、設計変更の履歴や解析結果、不採用案の知見など、貴重なノウハウが属人化し、失われがちです。GHELIA AutoDeckは、3DモデルやCAEデータ、画像といった非構造データを対象に、それらを読み込んで自然言語の説明を自動生成します。これにより、誰でも検索可能なナレッジとして蓄積できるようになります。
マルチモーダルLLMで暗黙知を形式知に
本プラットフォームの中核技術は、テキストと画像を統合的に処理するマルチモーダルLLMです。CAEのシミュレーション結果からは、目的や観察事実、考察、結論、次のアクションまでを自然文で生成します。単なるデータの見える化にとどまらず、設計者の思考プロセスまでも再現可能な「解釈性」を付与している点が特徴です。
検索と活用の幅を広げる
蓄積したナレッジは、「過去の設計でなぜこの形状が選ばれたのか」といった条件検索が可能です。成功例はもちろん、失敗事例の理由も把握できるため、流用設計や派生検討を効率的に進められます。また、製品ライフサイクル全体をデータでつなぐ「デジタルスレッド」の実現にも寄与します。
オンプレミス対応と今後の展開
企業の機密性を重視し、GHELIA AutoDeckはオンプレミス環境での稼働を前提としています。利用料金は問い合わせが必要です。ギリアは本プラットフォームを、2026年7月1日から東京ビッグサイトで開催される「ものづくりワールド東京」の製造・設計ソリューション展に出展し、来場者にデモを披露します。
Q&A
Q. GHELIA AutoDeckとは何ですか?
A. 3DモデルやCAEデータなどの設計情報を自動で読み取り、自然文の説明を生成して社内で検索可能にするプラットフォームです。
Q. このツールは誰に向けたものですか?
A. 設計ノウハウの属人化に課題を感じている製造業の企業が主な対象です。
Q. 従来のナレッジ管理ツールと何が違いますか?
A. 画像やシミュレーションデータといった非構造データも、マルチモーダルLLMで解釈し設計意図まで含めて文章化できる点が異なります。
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O!Productニュース編集部からのコメント
CAEの結果から設計者の思考プロセスまで自然文で残せるのは、属人化に悩む製造業にとって大きいですね。引き継ぎ資料作りがだいぶ楽になりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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