
老舗ジャバラメーカー・ナベル、AI突合ツール「突合.com」導入で受注チェック業務を3名→1名体制へ
公開日:
株式会社ナベルが、書類突合AI「突合.com」を導入し、年間約2万件の受注チェック業務を大幅に効率化しました。従来は3名体制で目視確認していた作業を、導入後1か月で1名体制に移行し、合計作業時間は約半分に削減されています。同社は三重県伊賀市の老舗ジャバラメーカーで、アナログ受注が約6割を占める中、OCR導入は断念していました。今回のAI活用により、担当者の心理的負担の軽減にもつながっています。経営トップの永井良知社長も、全社的なAI化の第一歩として高く評価しています。
ポイント
- 13名体制の受注チェックを1名で対応可能に
- 21次・2次チェックの合計時間が約半減
- 3AIの1次チェックで心理的負担が大幅に軽減
受注チェック業務の課題
ナベルでは年間約2万件の受注があり、約6割がFAXやメールによるアナログ注文です。担当者は注文書を見ながら基幹システムに手入力し、その後、受注チェックリストと注文書を1件ずつ目視で照合していました。ピーク時には100ページ同士の突合が発生し、3名体制でも負荷が大きい状態でした。数量や図番の転記ミスは納期遅れや信用問題に直結するため、常に緊張を強いられる業務だったといいます。過去にはOCRによる自動化も試みましたが、手書きへの対応やフォーマットの違いから断念しています。
突合.comの導入と選定理由
営業支援課を統括する藤林真課長は、この業務効率化を強く望み、Leach社に「受託でもいいから依頼したい」と相談しました。当初はカスタマイズ開発の見積もりが約400万円でしたが、継続的なプロンプト調整やアップデートが必要なことから、月額サブスクリプション型のSaaS「突合.com」を選択しています。藤林課長は「進化していくAIプロダクトだからこそ、サブスクでアップデートを受けられる形が合っている」と述べています。
実際の運用とAIの精度
現在の運用では、午前中に入力した受注チェックリストと発注書のPDFを突合.comにアップロードします。AIが1次チェックを実施し、その結果を画面上で人間が2次チェックする流れです。プロンプトは「得意先、納期、顧客担当者、図番、本数、単価を上から順に突き合わせて」に固定し、精度が高まっています。特に、手書きで書き込まれた受注番号も認識し、自動でグループ化する点が現場で評価されています。担当の北寺栞奈氏は「AIが『一致』と言ってくれるだけで気持ちが楽になった」と話します。
導入効果と心理的負担の軽減
導入から約1か月で、受注チェックは3名体制から実質1名体制へ移行しました。1次チェックと2次チェックの合計時間は約半分に短縮され、コスト面でも月額料金に見合う削減効果を確認しています。しかし、藤林課長が最も大きいメリットと感じるのは「人によるばらつきと長期的な精神的負担からの解放」だと述べています。永井良知社長も「注文書確認のミスは後工程すべてに影響する重要業務だった。時間と心に余裕が生まれ、現場から次のAI化要望が上がってきた」と評価しています。
今後の展望と同業者へのメッセージ
ナベルでは、この成果を踏まえて検収業務へも突合.comの活用を広げる予定です。さらに、資材や生産管理など他部門への展開も視野に入れています。藤林課長は「中小企業で書類チェックを抱えていないところはほぼない。1分1秒でも短縮できれば利益に直結するため、諦めずに相談してほしい」と語ります。永井社長も「小さな自動化の成功体験が、会社全体の効率化への第一歩になる」と、同様の課題を抱える企業にメッセージを寄せています。
Q&A
Q. 突合.comとは何ですか?
A. PDF同士をAIで突き合わせ、受注チェックを自動化するSaaSです。照合したい項目をプロンプトで指定するだけで使えます。
Q. なぜOCRではなくAIを採用したのですか?
A. 手書きや文字潰れに対応できず、OCRは断念しました。AIは手書きメモも認識し、柔軟に突合できるためです。
Q. 導入後、業務にどのような変化がありましたか?
A. 受注チェックの担当が3名から1名に減り、作業時間は約半分になりました。担当者の心理的負担も大きく軽減されています。
関連リンク
- https://www.bellows.co.jp/
- 突合.com の詳細を見る→
- https://leach.co.jp/
- https://leach.co.jp/contact
- https://leach.co.jp/ja/news/nabel-totsugocom-case-study-2026

O!Productニュース編集部からのコメント
手書きメモも認識できるなら、OCRで諦めた会社も再挑戦できそうですね。受注チェックの緊張が減るのは現場には大きい。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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