すべて
タグ
老舗ジャバラメーカー・ナベル、AI突合ツール「突合.com」導入で受注チェック業務を3名→1名体制へ
AI関連
導入事例

老舗ジャバラメーカー・ナベル、AI突合ツール「突合.com」導入で受注チェック業務を3名→1名体制へ

公開日:

株式会社ナベルが、書類突合AI「突合.com」を導入し、年間約2万件の受注チェック業務を大幅に効率化しました。従来は3名体制で目視確認していた作業を、導入後1か月で1名体制に移行し、合計作業時間は約半分に削減されています。同社は三重県伊賀市の老舗ジャバラメーカーで、アナログ受注が約6割を占める中、OCR導入は断念していました。今回のAI活用により、担当者の心理的負担の軽減にもつながっています。経営トップの永井良知社長も、全社的なAI化の第一歩として高く評価しています。

この記事をシェア

ポイント

  • 1
    3名体制の受注チェックを1名で対応可能に
  • 2
    1次・2次チェックの合計時間が約半減
  • 3
    AIの1次チェックで心理的負担が大幅に軽減

受注チェック業務の課題

ナベルでは年間約2万件の受注があり、約6割がFAXやメールによるアナログ注文です。担当者は注文書を見ながら基幹システムに手入力し、その後、受注チェックリストと注文書を1件ずつ目視で照合していました。ピーク時には100ページ同士の突合が発生し、3名体制でも負荷が大きい状態でした。数量や図番の転記ミスは納期遅れや信用問題に直結するため、常に緊張を強いられる業務だったといいます。過去にはOCRによる自動化も試みましたが、手書きへの対応やフォーマットの違いから断念しています。

突合.comの導入と選定理由

営業支援課を統括する藤林真課長は、この業務効率化を強く望み、Leach社に「受託でもいいから依頼したい」と相談しました。当初はカスタマイズ開発の見積もりが約400万円でしたが、継続的なプロンプト調整やアップデートが必要なことから、月額サブスクリプション型のSaaS「突合.com」を選択しています。藤林課長は「進化していくAIプロダクトだからこそ、サブスクでアップデートを受けられる形が合っている」と述べています。

実際の運用とAIの精度

現在の運用では、午前中に入力した受注チェックリストと発注書のPDFを突合.comにアップロードします。AIが1次チェックを実施し、その結果を画面上で人間が2次チェックする流れです。プロンプトは「得意先、納期、顧客担当者、図番、本数、単価を上から順に突き合わせて」に固定し、精度が高まっています。特に、手書きで書き込まれた受注番号も認識し、自動でグループ化する点が現場で評価されています。担当の北寺栞奈氏は「AIが『一致』と言ってくれるだけで気持ちが楽になった」と話します。

導入効果と心理的負担の軽減

導入から約1か月で、受注チェックは3名体制から実質1名体制へ移行しました。1次チェックと2次チェックの合計時間は約半分に短縮され、コスト面でも月額料金に見合う削減効果を確認しています。しかし、藤林課長が最も大きいメリットと感じるのは「人によるばらつきと長期的な精神的負担からの解放」だと述べています。永井良知社長も「注文書確認のミスは後工程すべてに影響する重要業務だった。時間と心に余裕が生まれ、現場から次のAI化要望が上がってきた」と評価しています。

今後の展望と同業者へのメッセージ

ナベルでは、この成果を踏まえて検収業務へも突合.comの活用を広げる予定です。さらに、資材や生産管理など他部門への展開も視野に入れています。藤林課長は「中小企業で書類チェックを抱えていないところはほぼない。1分1秒でも短縮できれば利益に直結するため、諦めずに相談してほしい」と語ります。永井社長も「小さな自動化の成功体験が、会社全体の効率化への第一歩になる」と、同様の課題を抱える企業にメッセージを寄せています。

Q&A

Q. 突合.comとは何ですか?

A. PDF同士をAIで突き合わせ、受注チェックを自動化するSaaSです。照合したい項目をプロンプトで指定するだけで使えます。

Q. なぜOCRではなくAIを採用したのですか?

A. 手書きや文字潰れに対応できず、OCRは断念しました。AIは手書きメモも認識し、柔軟に突合できるためです。

Q. 導入後、業務にどのような変化がありましたか?

A. 受注チェックの担当が3名から1名に減り、作業時間は約半分になりました。担当者の心理的負担も大きく軽減されています。

関連リンク

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

手書きメモも認識できるなら、OCRで諦めた会社も再挑戦できそうですね。受注チェックの緊張が減るのは現場には大きい。

引用元:PR TIMES

この記事の著者

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部は、IT・SaaS・AI業界のニュースをリアルタイムに解析・発信するメディアチームです。ビジネス向けのプロダクトに関する最新情報をなるべく分かりやすく簡潔にまとめてニュースを提供します。
「日本のすべての企業に、AIトランスフォーメーションを。」をミッションに掲げているGigantic Technologies株式会社によって運営されています。
AIに精通し、2017年設立時から企業のDX支援に取り込んでおり、十分な実績とノウハウを元に情報を発信しています。
公式SNSは以下からフォローできます。
X
Facebook
LinkedIn
note

この記事をシェア

AI事例マッチ度診断

あなたにビッタリのサービスを診断できます!
個人情報・会員登録は一切不要。完全無料で診断いただけます。

AI事例マッチ度診断
AI事例マッチ度診断

関連ニュース

AI-OCRのサービス

この記事を読んだ人はこんなタグにも興味があります

この記事をシェア