
AI定性調査「Light Depth Context」、複数論点を大人数に聴取
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クロス・マーケティングは2026年10月8日、大規模定性調査サービス「Light Depth Context」の提供を開始しました。生成AIがモデレータとなり、実際の回答者一人ひとりに複数の論点を聞き、回答に応じて深掘りします。ウェブアンケートの画面内で数百~数千人を対象に実施し、全員に共通の項目を聞く設計で回答者間の比較分析にも対応します。マーケティングや商品企画の担当者が、生活者の行動や心理の背景を調べる用途を想定しています。
ポイント
- 1AIが実際の回答者数百~数千人と個別に対話する大規模定性調査を開始
- 2複数の論点を深掘りし、全員への共通項目で回答者間の比較分析に対応
- 3自社ウェブアンケートと組み合わせて実施し、調査費は別途見積もり
開発の背景
定性調査では対象者が数人から十数人程度に限られ、得られた仮説を全体に当てはめてよいか判断しにくいという課題があります。一方、定量調査の自由回答では、回答の背景や文脈を十分に読み取れない場合があります。
クロス・マーケティングは2025年4月、一つの自由回答を生成AIが深掘りする「Light Depth」を提供しました。今回は聴取の範囲を一つの設問から調査全体の複数トピックへ拡張し、大人数に共通の論点を聞くサービスとして提供します。
サービスの特徴
「Light Depth Context」では、生成AIがモデレータとなり、実際の回答者一人ひとりと一対一で対話します。リサーチャーが顧客と相談して聴取する論点を設計し、AIが回答内容に応じて深掘りの順番や程度を調整します。全員に共通の項目を聞くことで、属性などによる比較やクロス集計にも対応します。
対象者は普段のウェブアンケートと同じ画面内で回答します。会場や機材の用意、インタビューの日程調整は不要です。膨大な対話テキストはAIがトピックごとに整理・要約します。
2つのラインアップ
既存の「Light Depth」は「Light Depth Focus」へ名称を変更します。Focusの機能・価格は変更せず、聴取したい範囲に応じて2種類から選ぶ構成になります。
| サービス | 聴取範囲 | 想定する調査 |
|---|---|---|
| Light Depth Focus | 一つの設問の自由回答を深掘り | 購入理由や不満点など、一つの「なぜ」を聞く調査 |
| Light Depth Context | 調査全体の複数トピックを横断して聴取 | 価値観・利用実態・態度変容などをまとめて把握する調査 |
提供概要と今後の展開
提供開始日は2026年10月8日です。料金はサンプル数とトピック数に応じた個別見積もりで、ウェブアンケートの調査費が別途かかります。クロス・マーケティングのアンケート画面での実施が必須で、AIチャット部分だけの利用はできません。公式サービスページでは、1000サンプル・4トピックの場合の料金例として25万円からと案内しています。テーマ数・サンプル数・設問数で変動するため、調査設計に合わせた見積もりが必要です。
納品物は全回答データ、生成AIによる清書・整理結果、レポートです。整理結果には回答者ごとのまとめとトピックごとのまとめを含みます。Contextの英語での実施については、今回の発表で2027年4月をめどに順次対応する予定としています。
出典: クロス・マーケティング(PR TIMES掲載のAI清書による納品物の例。内容は表示例)
既存シリーズの利用実績
クロス・マーケティングによると、Light Depthシリーズは2026年8月末時点で20以上の業界、130件を超えるプロジェクトで活用されています。食品・化粧品などの消費財、自動車、ITサービスなどでの実績を挙げています。
この件数は既存シリーズ全体の実績で、今回開始したContext単独の導入件数ではありません。調査のトピック設計から結果の読み解きまで、リサーチャーが支援します。
Q&A
Q. Light Depth Contextとは何ですか?
A. AIが実際の回答者と対話し、複数の論点を深掘りする定性調査サービスです。ウェブアンケートで数百~数千人を対象に実施します。
Q. Light Depth Focusとはどう違いますか?
A. Focusは一つの設問の自由回答を深掘りします。Contextは調査全体の複数トピックを横断し、全員に共通の項目を聞きます。
Q. AIチャットだけでも利用できますか?
A. 単体では利用できません。クロス・マーケティングのアンケート画面での実施が必須で、ウェブアンケートの調査費も別途かかります。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
全員に共通の項目を聞きながら回答を深掘りする設計は、商品企画で属性別の違いを調べるときに使えそうです。調査票を作る段階で、比較したい論点を整理しておきたいですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

