
Zen Intelligence、建設現場の施工管理を自動化するAI「zenshot AI」を提供開始
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Zen Intelligence株式会社は、建設現場の施工管理業務を自動化するAI「zenshot AI」の提供を開始しました。カメラを持って現場を歩いて撮影するだけで、AIが安全や品質、工程の管理を支援します。深刻な人手不足に直面する建設業界において、経験に依存する業務の負荷軽減と品質の平準化を目指すサービスです。
ポイント
- 1現場をカメラで撮影するだけで、AIが安全管理や工程進捗を自動チェック
- 2画像認識に加え、位置情報や図面との照合で「現場を空間として理解」するのが特徴
- 3経済産業省などのプロジェクトで開発した建設特化型のAIモデルを活用
現場を歩くだけでAIが施工管理を支援
zenshot AIは、建設現場に特化した「フィジカルAIエージェント」です。ユーザーはタブレットやスマートフォンのカメラを持ち、普段通り現場を巡回して撮影するだけで利用できます。取得した画像や位置情報をもとに、AIが現場の状況を把握し、施工管理業務の一部を自動化します。
同社代表取締役の野﨑大幹氏は、建設のような物理空間が起点の産業では、AI活用が限定的だったと指摘します。深刻な現場監督や技能者の不足の中、経験の差が業務品質に直結しやすい施工管理の自動化が課題でした。zenshot AIは、単に物体を認識するのではなく、位置関係や図面、過去のデータを統合して「現場を空間として理解」することを特徴としています。
安全指摘から工程管理までをカバー
このサービスは、主に4つの業務を支援します。現場全体の危険箇所を指摘する「安全指摘」、時系列変化から進捗を管理する「工程進捗」、設計図面と照合して検査を自動化する「品質検査」、日々の施工状況から記録写真を抽出する「施工管理記録」です。
これにより、従来は経験豊富な現場監督の知見に依存していた確認や判断、記録業務の一部をAIが担えるようになります。経験の浅い担当者でも一定水準の業務を遂行しやすい環境を整え、管理品質の平準化と業務負荷の軽減を目指します。
官民プロジェクトの開発成果を基盤に
zenshot AIの基盤には、経済産業省およびNEDOが推進する生成AI開発支援プロジェクト「GENIAC」の成果が活用されています。同プロジェクトでは、建設現場の空間・物体・意味情報を時系列で統合したデータ基盤を構築し、建設特化型のAIモデル(VLM)を開発しました。
同社は今後、このモデルを基盤として現場理解の精度向上と対応領域の拡張を進め、建設業界の供給力向上に貢献していく方針です。
Q&A
Q. zenshot AIとは何ですか?
A. 建設現場をカメラで撮影しながら巡回するだけで、AIが安全チェックや工程管理などの業務を自動で支援してくれるツールです。
Q. 従来のAI画像認識と何が違いますか?
A. 単に物体を認識するだけでなく、位置情報や設計図面、過去のデータと照合して、現場全体を「空間」として理解して判断するところが特徴です。
Q. 主にどのような業務を支援してくれますか?
A. 危険箇所の指摘、工程の進捗管理、設計図面に基づく品質検査、日々の施工記録の整理といった、現場監督の主要な管理業務をカバーします。
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O!Productニュース編集部からのコメント
カメラを持って歩くだけ、という導入の簡単さが現場で使われそうなポイントですね。経験の浅い監督の育成や、ベテランの属人的なノウハウの形式化にも役立ちそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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