
M&A買い手業務をAIで効率化、新BPaaS「DealFlow」が登場
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Beyondge株式会社は、M&Aの買い手企業が抱える業務課題を解決する新しいBPaaS(Business Process as a Service)「DealFlow」の提供を開始しました。増加するM&A案件の裏で深刻化する現場の負担を、管理ツール、BPO、AIを組み合わせて軽減し、担当者がより戦略的な業務に集中できる環境の実現を目指します。
ポイント
- 1Notionベースのツールで、案件情報やタスクを可視化・一元管理
- 2AIが企業概要書などを要約・分析し、担当者の意思決定を支援
- 3専門チームが案件登録やNDA管理などの事務作業を代行
Beyondge株式会社が、M&Aの買い手業務を効率化する新プラットフォーム「DealFlow」の提供をスタートさせました。このサービスは、管理ツール、専門家による業務代行(BPO)、そしてAIによる意思決定支援を組み合わせることで、M&A業務の自動化と高度化を図るものです。
レコフデータの調査によると、2024年の日本企業関連のM&A件数は過去最多を記録するなど市場は活況を呈しています。しかしその裏側では、メールやExcelを中心としたアナログな情報管理、煩雑な事務作業、担当者への業務の属人化といった課題が山積しており、現場の負担が増大しているのが実情です。
「DealFlow」は、こうした課題への解決策を提示します。まず、Notionをベースとした管理ツールにより、これまで分散しがちだった案件情報や進捗状況、タスクを一元管理。ダッシュボードで全案件の状況を直感的に把握できるようになります。また、専門チームによるBPOサービスを活用すれば、案件登録や秘密保持契約(NDA)の管理といった事務作業を委託でき、担当者の工数を大幅に削減します。
特に注目されるのが、AIによるサポート機能です。AIがノンネームシートや企業概要書(IM)といった膨大な資料を要約し、リスクを抽出。初期的なスクリーニング作業を自動化することで、担当者は本来注力すべき戦略的な検討や判断に、より多くの時間を割けるようになります。同社は、このサービスを通じてM&A担当者が「戦略と判断」に集中できる環境を提供したい考えです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
M&Aは成立後の統合プロセスも重要ですが、その前段階である案件の検討にAIとBPOを組み合わせる発想は面白いですね。担当者が戦略検討に集中できれば、M&Aの成功確度も高まりそうです。

















