
完全オフラインで0.1秒検知、AI検査プラットフォーム「EdgeVision」販売開始
公開日:
株式会社STAR UPが、完全オフラインで動作する異常検知AIプラットフォーム「EdgeVision」の販売を開始しました。外部ネットワークやクラウドに接続せずに、画像取得からAIモデルの学習、異常検知までを現場内で完結できます。段ボール・包装資材メーカーのナビエース株式会社での約1年間の実証実験では、検査員1名分の省人化を実現しました。買い切り型の提供により、月額利用料なしで長期的な運用が可能です。
ポイント
- 1完全オフラインで動作し、0.1秒以下の高速異常検知を実現
- 2ナビエースの工場で1年間の連続稼働により検査員1名を削減
- 3現場担当者が専門知識なしでAIモデルを学習・改善可能
現場完結型のエッジAIプラットフォーム
EdgeVisionは、カメラで取得した画像をAIがリアルタイムで解析し、製品の傷や欠け、異物混入、印刷不良、部品の有無などを自動検知する製造現場向けのAI製品です。最大の特長は、すべての処理を設置した端末内で実行する完全オフライン型であることです。製造データや画像を外部へ送信しないため、通信環境が整っていない工場や、機密性の高い製品を扱う現場でも安心して導入できます。また、異常を0.1秒以下で検知し、即座に信号を出力するため、高速で稼働する生産ラインでもリアルタイムな対応が可能です。さらに、PLCやロボットアームなどの設備と接続することで、異常品の自動排除まで行えます。
ナビエースでの実証実験で省人化を達成
EdgeVisionは、段ボール・包装資材メーカーであるナビエース株式会社の実際の製造ラインに導入され、約1年間にわたり停止することなく安定稼働しました。この結果、従来は人が担当していた検査工程において、検査員1名分の省人化を実現しています。ナビエースの伊藤洋氏は、EdgeVisionについて「現場で画像を収集し、アノテーションし、AIを改善し続けられるプラットフォーム」と評価し、蓄積した知見を活用して新たな工程への展開を進めていると述べています。
現場担当者がAIを育てられる操作性
STAR UPは約2年間の研究開発において、AIの検知精度だけでなく、現場で長期間安定して稼働することや、担当者が簡単に学習・改善できることを追求しました。EdgeVisionでは、現場担当者が画面上で正常品と異常品を分類するだけで、専門的なAI知識やプログラミングなしに検査モデルを改善できます。製品や製造条件が変化した場合も、外部のAIエンジニアに依頼することなく、現場主導でAIを育てていくことが可能です。
今後の展開とSTAR UPのビジョン
EdgeVisionは正式な販売開始前から、外観検査や異物混入、組付け確認など、さまざまな用途について複数の現場から導入の希望が寄せられています。今後は製造業を中心に、物流・倉庫、防衛、インフラなど、リアルタイム性とセキュリティが求められる現場への展開も進める方針です。株式会社STAR UPの代表取締役である緒方勇斗氏は、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせた「AIメーカー」として、現実空間を認識し判断し設備を動かすフィジカルAIの社会実装を推進していくとしています。
Q&A
Q. EdgeVisionとは何ですか?
A. カメラ画像をAIがリアルタイムで解析し、製品の傷や異物混入、部品の有無などを自動検知する製造現場向けの検査プラットフォームです。
Q. 完全オフラインで動作すると、具体的に何が変わるのですか?
A. 製造データや画像を外部へ送信しないため、通信環境が整っていない工場や機密性の高い製品を扱う現場でも導入できます。異常検知から信号出力まで0.1秒以下で完了します。
Q. どのような現場に向いていますか?
A. 高速で稼働する生産ラインや、セキュリティ面で外部接続を避けたい工場です。PLCやロボットアームと接続すれば、異常品の自動排除まで行えます。
引用元:PR TIMES
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
完全オフラインで0.1秒検知、しかも買い切り型は導入ハードルが下がりますね。検査員1名分の省人化は、工場の現場担当者に刺さりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部



















